政教分離の原則
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政教分離の原則(せいきょうぶんりのげんそく)とは、信教の自由を保障するために政治と宗教を分離し、国家が宗教的に中立であることを求める原則のことである。対義語は政教一致。
概要[編集]
日本[編集]
日本の場合、戦前に国家が神道と密接に結びついて国家神道が出来[注 1]、それが軍国主義と結びついて支えるまでに至って結果的に戦争の道を突っ走る原因になった。
その歴史的な反省から、日本国憲法においては政教分離の原則が盛り込まれ、第20条に国家や地方公共団体が特定の宗教団体に対して特権を与えたり、宗教的活動をしたりすることを禁止した。このため、公立学校で宗教教育を行うことはできない。
第89条においては公金や公の財産を宗教団体に支出してはならないと定めた。
関連項目[編集]
- 国葬
- 私立学校振興助成法
- 神戸高専剣道実技拒否事件
- 世俗主義
- 神政政治
- 祭政一致
- 宗教政党
- 王権神授説
- 国家神道
- 神国思想
- 神道指令
- キリスト教民主主義
- 聖職者主義
- 教権的ファシズム
- ライシテ
- 従軍聖職者