庄司紗矢香
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庄司 紗矢香(しょうじ さやか、英:Sayaka Shoji、1983年1月30日 - )は、バイオリニスト。日本生まれのバイオリニストとして世界的に活躍している。
経歴[編集]
1983年1月30日、東京都国立市生まれ。5歳からバイオリンを始める。1995年、キジアーナ音楽院でバイオリンをウート・ウーギ、室内楽をリッカルド・ブレンゴーラに学び、1997年にはイスラエルより奨学金を得てシュロモ・ミンツに学んだ[1]。1998年以降、ケルン音楽大学でブロンに師事する。2004年、ケルン音楽大学を卒業し、翌年パリに戻る。
1998年からはヨーロッパを拠点に活動している。1999年、第46回パガニーニ国際バイオリン・コンクールにコンクールにおいて史上最年少で優勝し、世界的に注目される。日本人としても初優勝であった。2000年、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結ぶ。2002年、デュトワ指揮、ショスタコーヴィチの協奏曲第1番でのNHK交響楽団定期演奏会デビューする。2006年、ロジャー・ノリントン指揮ベートーベンの協奏曲で、各年のNHK交響楽団ベスト・ソリストに選ばれた。
2019年6月25日(火)【日本・ポーランド国交樹立100年記念】として、指揮/クシシュトフ・ペンデレツキ、バイオリン/庄司紗矢香、東京都交響楽団で演奏した。(都響定期演奏会Bシリーズ)会場はサントリーホールである。
受賞[編集]
- 1999年、1999年パガニーニ国際バイオリン・コンクール 第一位
- 2000年、出光音楽賞
- 2007年、ホテルオークラ賞、ワシントン賞、
- 2010年、第60回芸術選奨文部科学大臣新人賞(「バイオリン協奏曲」(リゲティ)の独奏)[2]
- 2016年、毎日芸術賞
新ダヴィッド同盟[編集]
庄司紗矢香を中心にして、庄司の呼びかけで国際的に活躍する5人のメンバーが集まり、水戸芸術館で室内楽を演奏する。
海外評[編集]
- ドイツ・グラモフォン誌「絶大なスタミナと何事にもひるまない精神、希有な音楽家」
- 同「多くのヴァイオリニストが当たり障りのない画一的な演奏をするなかで、確固たるカリスマ性と情熱的に作品に取り組む姿勢を兼ね備えた演奏家」と評される。
- ロシアの指揮者テミルカーノフは庄司を通じて、日本人の美徳を強く感じ取っている、と語る[3]。テミルカーノフは、サンクトペテルブルクで行われた70 歳、及び75 歳バースデー・ガラ・コンサートにロシア系以外では唯一の演奏家として庄司紗矢香を招いた。
近年の音楽活動[編集]
- サンクトペテルブルク・フィル日本公演2018 [4]
- テミルカーノフ(指揮)
- バイオリン:庄司紗矢香
- 曲目:シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
- 2018/11/10 豊田市コンサートホール
- 2018/11/12 東京都 サントリーホール
- 2018/11/14 埼玉県川口市 川口総合文化センター 川口リリア
- 2018/11/17 大阪市 ザ・シンフォニーホール
- 2018/11/18 北九州市 北九州ソレイユホール
- 2019年6月20日(木)「日本・ポーランド国交樹立100周年」[5]
- 会場:広島文化学園HBGホール
- 指揮:クシシュトフ・ペンデレツキ
- ヴァイオリン:庄司紗矢香
- オーケストラ:広島交響楽団
- 曲目 《日本・
- ペンデレツキ:平和のための前奏曲
- ペンデレツキ:ヴァイオリン協奏曲第2番「メタモルフォーゼン」
- ベートーベン:交響曲第8番ヘ長調 Op.93
- 2019年6月25日(火) 「日本・ポーランド国交樹立100周年」[6]
- 会場:サントリーホール
- 指揮:クシシュトフ・ペンデレツキ、マチェイ・トヴォレク
- ヴァイオリン/庄司紗矢香
- オーケストラ:東京都交響楽団
- 曲目
- ペンデレツキ:平和のための前奏曲(2009)[指揮/マチェイ・トヴォレク]
- ペンデレツキ:ヴァイオリン協奏曲第2番《メタモルフォーゼン》(1992-95)
- ベートーベン:交響曲第7番 イ長調 op.92
使用楽器[編集]
公式ページ[編集]
参考文献・注釈[編集]
- ↑ ヴァイオリニスト:庄司 紗矢香
- ↑ 平成21年/2009年5月・ザ・シンフォニーホール「大阪フィルハーモニー交響楽団演奏会」、平成21年/2009年6月・東京オペラシティコンサートホール「NHK交響楽団演奏会」
- ↑ 「庄司紗矢香」スペシャルインタビューMEG,2013年10月28日
- ↑ 2018年11月コンサート情報
- ↑ Music for Peace Concert in Hiroshima
- ↑ 第880回 定期演奏会Bシリーズ