幸田弘子
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幸田 弘子 こうだ ひろこ | |||||||||||||||||||
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幸田 弘子(こうだ ひろこ、本名:三善 弘子、昭和7年(1932年)8月29日 - 令和2年(2020年)11月24日)は、日本の女優、朗読家。東京都出身。女子美術大学卒業。
夫は音楽評論家で東京音楽大学名誉教授の三善清達[1]。長女は中央線沿線文化に関する著書などの多いエッセイストの三善里沙子。
経歴[編集]
東京府出身。昭和28年(1953年)にNHK東京放送劇団に入って舞台などで活躍する。樋口一葉を中心に、宮沢賢治、中原中也の作品のほかに、源氏物語などの古典を舞台で朗読する活動で知られていた。平成8年(1996年)に紫綬褒章を、平成15年(2003年)に旭日小綬章を受章した。
令和2年(2020年)11月24日午前6時26分、くも膜下出血により夫に先立って東京都内の病院で死去した。88歳没。
著書[編集]
- 朗読の楽しみ 美しい日本語を体で味わうために(光文社、2002年7月)
カセット[編集]
- 落葉の隣り(山本周五郎、新潮社、1987年1月、新潮カセットブック)
- ヴィヨンの妻(太宰治 新潮社、1987年12月、新潮カセットブック)
- 樋口一葉集 1-2(筑摩書房 1988年9月、ちくまカセットコレクション)
- 鑑賞百人一首(吉原幸子現代詩訳、平凡社、1988年11月、平凡社カセットライブラリー)
- 仏のみち(瀬戸内寂聴、平凡社、1988年12月、平凡社カセットライブラリー)
- はるかなり巡礼の道(瀬戸内寂聴、平凡社、1989年1月、平凡社カセットライブラリー)
- にごりえ・たけくらべ(樋口一葉、新潮社、1990年10月、新潮カセットブック)
- 源氏物語(新潮社、1991年 - 2001年、新潮カセットブック)
テレビドラマ出演[編集]
- 松本清張シリーズ・黒の組曲 第37話「噂始末」(1962年、NHK) - 島倉多美 役
- 竜馬がゆく(1968年、NHK) - 千鶴 役
- 朱鷺の墓(1970年、NHK) - 小夜 役
- 雲のじゅうたん(1976年、NHK) - 小野間たき 役
吹き替え[編集]
- おとぎの国 - シャーリー・テンプル
- ひとすじの道 「祝福された夜」 - 先生/マリーン・オサリバン
- ルート66
- 「涙なき女」 - マーサ・ハイヤー
- 南海のテリー - 母/レーナ・グランハーゲン
- モンパルナスの灯 - ジャンヌ/アヌーク・エーメ ※NHK版
- 泣きぬれた天使 - ミッシェル・アルファ ※NHK版
- 旅愁 - ジェシカ・タンディ ※NHK版
- 沿岸警備隊 - 母
- 美しき冒険 - ドロシー/リゼロッテ・ブルファー
- 或る殺人 - エバ・アーデン
- エルザの仲間たち - ヴァージニア・マッケンナ
- 刑事コロンボ 意識の下の映像 - ノリス夫人 役
- ローマの休日(テレビ朝日版) - ヴィアルバーグ伯爵夫人 役