刑事コロンボ
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『刑事コロンボ』(けいじコロンボ、原題: Columbo)は、アメリカ合衆国で制作・放映されたサスペンス・テレビ映画シリーズである。全69話。
日本においては、アメリカでの初放映が1968年から1978年までの45本は『刑事コロンボ(けいじコロンボ)』、アメリカでの初放映が1989年から2003年までの24本は『新・刑事コロンボ(しん・けいじコロンボ)』の邦題。
概要[編集]
コロンボが名推理で容疑者を追い詰める倒叙ミステリー(ただし一作だけ例外がある)。容疑者は経営者だったり外科医だったりとアメリカでも階層が上の人物である。そのため犯人役のキャストも演技派の大御所が多数出演している。
それをコロンボが巧みな推理とロジックで犯人の逃げ道を塞いでいくのがクライマックスである。
人物像[編集]
ロサンゼルス市の市警察局の殺人課所属の警部補。
イタリア系移民であり、天然パーマの黒髪、よれよれのコートを着ている。要するに風采の上がらない人物である。劇中で浮浪者と間違えられたことがある。
葉巻を愛用している愛煙者。好物は豆入りのチリ・コンカーニ。愛車はオンボロのプジョー。日本では小池朝雄の吹替えが有名であるのであまり知られていないが、甲高いガラガラ声である。
いったん去ろうとして、帰り際の相手が油断したところを狙って「あぁ、それともう一つ」と質問を発することも多い。コロンボの口癖は「うちのカミさんがね」である。アマチュアレスリングをやっている甥っ子がいるとかいった台詞があったように思うが、それが本当かどうかは不詳。
その他[編集]
『古畑任三郎』は三谷幸喜のオマージュ作品であり、宛書で書いた脚本を田村正和に土下座するつもりで持ちこんだという。
視聴率その他[編集]
- 視聴率(初回放映時)シリーズ最高は、第23話『愛情の計算』の24.1%(1974.8.31)[1]。
脚注[編集]
- ↑ 町田暁雄『刑事コロンボ読本』109ページ(洋泉社、2018年)
関連作品[編集]
- 『ミセス・コロンボ』