川崎優
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川崎 優(かわさき まさる、大正13年(1924年)4月19日 - 平成30年(2018年)11月29日)は、日本の作曲家、指揮者。常葉大学名誉教授。
生涯[編集]
広島県広島市出身。父はオペラ歌手の川崎豊。昭和20年(1945年)8月6日、広島県の広島市への原爆投下で被爆する。この経験から、広島市の委嘱で作曲した「祈りの曲」の「第1哀悼歌」は毎年8月6日の広島市の平和記念式典で演奏される。昭和45年(1970年)の大阪万博の公式マーチも作曲した。
平成30年(2018年)11月29日午後2時30分、老衰のため、東京都世田谷区の病院で死去した。94歳没。
主な作品[編集]
管弦楽[編集]
- フルートと管弦楽のための三楽章(1953年、第22回日本音楽コンクール入賞)
- オーケストラの爲の組曲(1955年)
- 組曲「わらべうた」(1956年)
- 日本民謡を素材とする交響曲(1957年、TBS委嘱作品)
- 祈りの曲「哀悼歌」(1975年、5つのパーカッションを伴う2管編成版)
吹奏楽[編集]
- 行進曲「希望」(1963年、『March Ray of Hope』)
- WARABE-UTA(1966年)
- 万博マーチ(1969年、大阪万博公式マーチ。)
- 祈りの曲第1「哀悼歌」(1975年、『Prayer Music No.1 "Dirge"』)
- キューピッドのマーチ(1983年、『March Jugend Parade』)
弦楽器[編集]
- 弦楽四重奏曲(『String Quartet』)
- 弦楽三重奏曲(『la improvvisazione』)