富田林興正寺別院

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富田林興正寺別院(とんだばやしこうしょうじべついん)とは、大阪府富田林市富田林町13-18に存在する寺院である。宗派浄土真宗興正派

概要[編集]

戦国時代永禄元年(1558年)、京都興正寺証秀永楽銭100貫文をもって当時荒れ地だったこの辺りの2万坪余を購入し、その中央部に小さな御堂を置き、開発と区画整理を行なった。その後、寺内町を形成して近隣から移住者を希望の形で呼び集めた。これが現在の富田林市の形成に至る起源とまで言われている。

証秀はこの功績により別院、市街地の開基として崇敬を集め、明治27年(1894年)に富田林市が寄進して建立した開山記念碑が境内にある。この寺は本堂のほか、庫裏、書院、茶所、表門、御成門、鐘楼などがある。また、寺の位置から織田信長豊臣秀吉徳川家康らとの関係も深く、それぞれの政権から下賜された朱印状や黒印状、本堂襖絵などが寺宝として存在する。

なお、当初は大坂の天満にあった興正寺を本寺としていたが、これは消滅したので現在は京都の興正寺を本寺としている。

アクセス[編集]

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