安房岡本城
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安房岡本城(あわおかもとじょう)とは、現在の千葉県南房総市富浦町豊岡にかつて存在した日本の城である。現在は里見公園(さとみこうえん)となっており、散策地となっている。
概要[編集]
戦国時代の元亀元年(1570年)に佐貫城主で里見氏の第7代当主であり、安房国の国主であった里見義弘は当時、この地にあった古い砦を修築し、本格的な城構えに改めたのが岡本城の築城であるという。義弘の死後はその弟の里見義頼、そして義頼の息子である里見義康が居城としたが、天正18年(1590年)に義康は居城を館山城を移してからは岡本城を館山城の支城として重要視したが、慶長19年(1614年)に大久保忠隣が改易された際に連座が適用されて江戸幕府により改易され、岡本城は廃城とされた。
現在は北手城、南手城、要害といった地名と方形の桝ガ池が残るだけで、見るべき遺構はほとんど無い。