唐十郎
ナビゲーションに移動
検索に移動
唐 十郎(から じゅうろう、1940年2月11日 - )は、劇作家、作家、演出家、俳優。元妻は女優の李麗仙。長男は俳優、小説家、映画監督の大鶴義丹。長女は女優の大鶴美仁音、次男は俳優の大鶴佐助。
プロフィール[編集]
概要[編集]
本名は大靏 義英(おおつる よしひで)。
坂本小学校、駒込中学校、東邦大学付属東邦高校を経て、明治大学文学部演劇学科卒業。
状況劇場を経て、劇団「唐組」主宰。
作品[編集]
戯曲[編集]
- 『24時53分「塔の下」行きは竹早町の駄菓子屋の前で待っている』(1964年、処女戯曲)
- 『渦巻きは壁の中を征く』(1964年)
- 『煉夢術』(1965年)
- 『月笛奏法・腰巻お仙と共に征く「イルキスト」の群れ』(1965年)
- 『ジョン・シルバー』(1965年)
- 『腰巻お仙・百個の恥丘』(1966年)
- 『アリババ』(1966年)
- 『腰巻お仙・忘却篇』(1966年)
- 『腰巻お仙 -義理人情いろはにほへと篇』(1967年) 初のテント公演
- 『由比正雪』(1968年)
- 『続ジョン・シルバー』(1968年)
- 『腰巻お仙・振袖火事の巻』(1969年)
- 『少女仮面』(1969年)早稲田小劇場(鈴木忠志)のための書き下ろし、岸田國士戯曲賞
- 『少女都市』(1969年)
- 『愛の乞食』(1970年)
- 『吸血姫』(1971年)
- 『あれからのジョン・シルバー』(1971年)
- 『二都物語』(1972年)
- 『鐵假面』(1972年)
- 『ベンガルの虎』(1973年)
- 『海の牙』(1973年)
- 『盲導犬』(1973年)櫻社(蜷川幸雄)のための書き下ろし
- 『唐版・風の又三郎』(1974年)
- 『夜叉綺想』(1974年)
- 『唐版・滝の白糸』(1975年)
- 『腰巻おぼろ 妖鯨篇』(1975年)
- 『糸姫』(1975年)
- 『下町ホフマン』(1976年)
- 『蛇姫様-我が心の奈蛇』(1977年)
- 『ユニコン物語 台東区篇』(1978年)
- 『河童』(1978年)
- 『唐版・犬狼都市』(1979年)
- 『青頭巾』(1979年)
- 『女シラノ』(1980年)
- 『鉛の心臓』(1980年)
- 『下谷万年町物語』(1981年)
- 『お化け煙突物語』(1981年)
- 『黄金バット』(1981年)
- 『新・二都物語』(1982年)
- 『秘密の花園』(1982年)本多劇場こけら落とし上演
- 『住み込みの女』(1983年)
- 『黒いチューリップ』(1983年)
- 『あるタップダンサーの物語』(1984年)
- 『ジャガーの眼』(1985年)
- 『少女都市からの呼び声』(1985年)
- 『ねじの回転』(1986年)
- 『さすらいのジェニー』(1988年)
- 『電子城-背中だけの騎士-』(1989年)
- 『セルロイドの乳首』(1990年)
- 『透明人間』(1990年)
- 『電子城II』(1991年)
- 『ビンローの封印』(1992年)
- 『桃太郎の母』(1993年)
- 『動物園が消える日』(1993年)
- 『匂ひガラス』(1994年)
- 『孤島』(1994年)
- 『裏切りの街』(1995年)
- 『模造石榴』(1996年)
- 『赤い靴』(1996年)
- 『海の口笛』(1997年)
- 『汚れつちまつた悲しみに…』(1998年)
- 『眠り草』(1999年)
- 『夜壷』(2000年)
- 『鯨リチャード』(2000年)
- 『闇の左手』(2001年)
- 『水中花』(2001年)
- 『糸女郎』(2002年)
- 『花屋敷』(2002年)
- 『泥人魚』(2003年)鶴屋南北戯曲賞、紀伊国屋演劇賞、読売文学賞
- 『河童』(2003年)
- 『津波』(2004年)
- 『眠りオルゴール』(2004年)
- 『鉛の兵隊』(2005年)
- 『カーテン』(2005年)
- 『紙芝居の絵の街で』(2006年)
- 『行商人ネモ』(2007年)
- 『夕坂童子』(2008年)
- 『黒手帳に頬紅を』(2009年)
- 『百人町』(2010年)
- 『姉とおとうと』(2010年)
- 『ひやりん児』(2011年)
- 『西陽荘』(2011年)
映画[編集]
- 『夏の嵐』(出演、1956年、監督:中平康)
- 『犯された白衣』(出演、1968年、監督:若松孝二)
- 『新宿泥棒日記』(出演、1968年、監督:大島渚)
- 『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』(出演、1969年、監督:中島貞夫)
- 『日本暗殺秘録』(出演、1969年、監督:中島貞夫)
- 『銭ゲバ』(主演、1970年、監督:和田嘉訓)
- 『修羅』(出演、1971年、監督:松本俊夫)
- 『任侠外伝 玄海灘』 (監督、1976年)
- 『夜叉ヶ池』(出演、1979年、監督:篠田正浩)
- 『ジャズ大名』(出演、1986年、監督:岡本喜八)
- 『800 TWO LAP RUNNERS』 (出演、1994年)
- 『海ほおずき』 (原作・脚本・主演、1996年、監督:林海象)
- 『カンゾー先生』(出演、1998年、監督:今村昌平)
- 『ガラスの使徒』 (原作・脚本・出演、2005年)
- 『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』 (出演、2007年)
テレビドラマ[編集]
- 『恐怖劇場アンバランス』第4話「仮面の墓場」(1973年) - 犬尾貞文役
- 『市川崑シリーズ・追跡』第15話「汚れた天使」※未放映(1973年) - 監督
- 『黄金の日日』(1978年) - 原田喜右衛門役
- 『世にも奇妙な物語 「ニュースおじさん」』 (1991年) - ニュースおじさん役
- 『北の国から2002 遺言』(2002年) - 高村吾平役
- 『ヤンキー母校に帰る』(2003年) - 早乙女校長役
- 『海峡を渡るバイオリン』(2004年)
- 『京都地検の女・第4シリーズ』(2007年) - 第7話福本役
- 『天河伝説殺人事件』(2008年) - 高崎義則役
- 『松本清張生誕100年記念作品・駅路』(2009年) - 便利屋主人役
- 『世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春 〜人気番組競演編〜「ニュースおじさん、ふたたび」』 (2010年) - ニュースおじさん役
- 『ハンチョウ〜神南署安積班〜 第3シリーズ』 (2010年) - 石倉晴夫役
- 『王様の家』(2011年11月23日、BS朝日) - 佐久間泰三 役
テレビアニメ[編集]
出演[編集]
この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!
著書[編集]
- 『腰巻お仙 附・特権的肉体論』現代思潮社 1968
- 『ジョン・シルバー』天声出版 1969
- 『謎の引越少女』学芸書林 1970
- 『少女仮面 唐十郎作品集』学芸書林 1970 のち角川文庫
- 『河原者の唄』思潮社 1970
- 『煉夢術』中央公論社 1971 のち角川文庫
- 『吸血姫』中央公論社 1971 のち角川文庫
- 『日本列島南下運動の黙示録』現代思潮社 1972
- 『少女と右翼 満州浪人伝』徳間書店 1972 のち角川文庫
- 『ベンガルの虎』新潮社(書下ろし新潮劇場) 1973
- 『二都物語・鐡仮面』新潮社 1973
- 『わが青春浮浪伝』講談社 1973
- 『ズボン』大和書房 1973
- 『紅疾風』学芸書林 1974
- 『唐版・風の又三郎』角川書店 1974
- 『夜叉綺想』新潮社 (書下ろし新潮劇場) 1974
- 『盲導犬』角川文庫 1974
- 『幻のセールスマン』角川書店 1974
- 『魔都の群袋』潮出版社 1974 のち文庫
- 『腰巻おぼろ 妖鯨篇』角川書店 1975
- 『唐版滝の白糸』角川文庫 1975
- 『風にテント胸には拳銃』角川書店 1976
- 『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』角川書店 1976
- 『蛇姫様』中央公論社 1977
- 『唐版・俳優修業』角川書店 1977
- 『海星・河童-少年小説』大和書房 1978 - 泉鏡花文学賞
- 『乞食稼業 対談集』冬樹社 1979
- 『唐十郎全作品集』全6巻 冬樹社 1979-80
- 『調教師』中央公論社 1979
- 『風に毒舌 第一エッセイ集』毎日新聞社 1979 のち旺文社文庫
- 『唐版犬狼都市』(澁澤龍彦原作)北宋社 1979
- 『女シラノ』白水社 1980
- 『豹の眼 第二エッセイ集』毎日新聞社 1980
- 『沼・ふたりの女』漂流堂 1980
- 『下谷万年町物語』(小説)PARCO出版 1981 のち中公文庫 - 蜷川幸雄演出で1981年初演、2012年再演[1]
- 『黄金バット・お化け煙突物語』河出書房新社 1981
- 『新・二都物語,鉛の心臓』新評社 1982
- 『佐川君からの手紙-舞踏会の手帖』河出書房新社、1983 のち文庫 - 芥川賞
- 『唐十郎血風録』文藝春秋 1983
- 『御注意あそばせ』河出書房新社 1983
- 『サンドイッチマン』大和書房 1983
- 『安寿子の靴』文藝春秋 1984
- 『マウント・サタン』河出書房新社 1984
- 『紙女房 楼閣興信所通信』文藝春秋 1986
- 『毀れた模写 文芸時評』福武書店 1986
- 『ねじの回転』サンケイ出版 1986
- 『フランケンシュタインの娘』福武書店 1987
- 『シェイクスピア幻想 道化たちの夢物語』PARCO出版局 1988
- 『さすらいのジェニー』福武書店 1988
- 『電気頭』文藝春秋 1990
- 『蠱惑への傾斜』河出書房新社 1991
- 『透明人間』白水社 1991
- 『電子城 2』白水社 1991
- 『オルゴールの墓 劇団第七病棟』リブロポート 1992
- 『桃太郎の母』徳間書店 1993
- 『青春牡丹灯籠』集英社 1993
- 『海ほおずき』文藝春秋、1995
- 『水の廊下』エー・ジー 1995
- 『雨月の使者』エー・ジー出版 1996
- 『少女仮面・唐版風の又三郎』白水社 1997
- 『特権的肉体論』白水社 1997
- 『幻想劇場』朝日新聞社 1997
- 『きみと代わる日 唐版とりかえばや物語』主婦と生活社 1998
- 『秘密の花園』沖積舎 1998
- 『蛇行』新潮社 2000
- 『泥人魚』新潮社 2004
- 『ガラスの使徒』アートン 2005
- 『劇的痙攣』岩波書店、2006
- 『風のほこり』新宿梁山泊 右文書院 2006
- 『唐十郎コレクション』全3巻 堀切直人編 右文書院 2007-08
- 『夕坂童子』岩波書店 2008
- 『朝顔男』中央公論新社、2009
- 『唐十郎 わが青春浮浪伝 人間の記録』日本図書センター 2012
- 『唐組熱狂集成 迷宮彷徨篇』ジョルダンブックス 2012
- 『唐組熱狂集成 流体の囁き篇』ジョルダンブックス 2012
- 『ダイバダッタ』幻戯書房、2015
共著[編集]
- 『汗のドレス』島田雅彦対談 河出書房新社 1986
- 『芸術ウソつかない』横尾忠則対談集 平凡社 2001/09
- 『教室を路地に! 横浜国大vs紅テント2739日』室井尚共著 岩波書店 2005
- 『唐十郎 紅テント・ルネサンス!』河出書房新社 2006/04
雑誌出版[編集]
- 『ドラキュラ』若松孝二、足立正生ら執筆。 1973
CD[編集]
- 『状況劇場劇中歌集』李麗仙ほか、唐の監修・構成 PARCO出版、1984