原信夫
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原 信夫(はら のぶお、大正15年(1926年)11月19日 - 令和3年(2021年)6月21日)は、日本のジャズミュージシャン。
プロフィール[編集]
概要[編集]
本名は塚原 信夫(つかはら のぶお)。既婚者で長男あり。
原信夫とシャープス・アンド・フラッツのリーダー。
当初は大日本帝国海軍軍楽隊に所属し、敗戦後に進駐軍のクラブでジャズのレコードを聴いて、演奏を学んだ。昭和26年(1951年)にビッグバンド「原信夫とシャープス・アンド・フラッツ」を結成し、ジャズ全盛期に高い人気を誇った。美空ひばり、江利チエミらのバックバンドとして活躍し、NHK紅白歌合戦でも演奏を努めた。昭和42年(1967年)には日本のバンドとして初めてアメリカのニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演している。平成22年(2010年)に原信夫とシャープス・アンド・フラッツは解散したが、それまで日本のジャズ界を牽引する存在であり続けた。
また原は作曲家としても活躍しており、美空ひばりが歌ってヒットした「真赤な太陽」は、原の作曲によるものである。昭和63年(1988年)に紫綬褒章を受章し、平成10年(1998年)に勲四等旭日小授章を授章している。
令和3年(2021年)6月21日午後9時48分、肺炎による呼吸不全のため、東京都内の病院で死去した。94歳没。葬儀は近親者のみで行われた。
作曲作品[編集]
- 『真赤な太陽』(歌:美空ひばり)
- 『むらさきの夜明け』(歌:美空ひばり)
- 『古都』(インストゥメンタル曲)
出演作品[編集]
テレビ[編集]
- 第14回NHK紅白歌合戦(1963年)紅組演奏
- 第15回NHK紅白歌合戦(1964年)紅組演奏
- 第16回NHK紅白歌合戦(1965年)紅組演奏
- 第17回NHK紅白歌合戦(1966年)紅組演奏
- 第18回NHK紅白歌合戦(1967年)紅組演奏
- 第19回NHK紅白歌合戦(1968年)紅組演奏(後半担当)
- 第20回NHK紅白歌合戦(1969年)紅組演奏(前半担当)
- 第22回NHK紅白歌合戦(1971年)紅組演奏
- 第25回NHK紅白歌合戦(1974年)紅組演奏
ラジオ[編集]
- わが人生に乾杯! (2009年2月5日 NHKラジオ第一放送) - 小学校の先生の勧めでコルネットを吹き始めたこと、海軍軍楽隊のこと、シャープスアンドフラッツ、江利チエミ、美空ひばり母子のことなどを語った。