卒業アルバム

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卒業アルバム(そつぎょうアルバム、英:graduation album)は、学校の卒業生に対し、卒業後に在学時の思い出を振り返ってもらうことを目的に編集され、卒業時に各卒業生に配布される記念写真のアルバム(ウィキペディア日本語版の記事より引用)。卒業式、卒業生や教員の顔写真の他、在学時の行事の様子を撮影した写真も掲載されている。フォトアルバムの一種でもある。略称は卒アル幼稚園保育園では、『卒園アルバム(そつえんアルバム)』と呼ばれる。

概要・条件[編集]

  • 小学校の卒アルの場合、プロフィールの内容項目には、誕生日(生年月日)はすべてのクラスに必須である。
  • 小中学校(義務教育)のときは、卒業アルバムが来る日は卒業式の前の日(まだ在校生のとき)。友達との寄せ書きが可能で、備忘録にもなるため、超便利である。寄せ書きは友達にメッセージを書いたり、自分が書いたりする。高校・大学の場合は、学校卒業してから数カ月後に卒業アルバムが来る。
  • 卒業文集は、主に小学校・中学校で作成される。卒業文集については、クラス数が少なければ卒業アルバムと同じケースに収めて一冊にまとめ、クラス数が多ければ卒業文集と卒業アルバムは別々に二冊分かれる。
  • 顔の写真の配列は、大きさは均等に並べてあるものが多い。
  • 卒業アルバムに乗っている人の名前には、ふりがなは書かれていない。
  • 無償提供でなく有料であり、高額になる場合もあるため、保護者には負担になる。
  • 業者が定めたスケジュールに従い、特別の装丁を施して、卒業式に間に合わせて配布する。年度を跨った配布はされないが、新型コロナ禍の2020年度末は、行事の中止が相次いで卒業アルバムのネタが整わずに、卒業式後や年度を跨って配布されたケースも生じた。

卒業アルバムの写真をUSB→DVD-R(W)に保存するには、卒業アルバムの写真をプリンターでスキャンして、パソコンに転送し、USBに保存する。

問題点[編集]

中学校高等学校にも言える問題であり、小学校に限った話ではないが)小学校の卒業アルバムにおいては、製作着手時の在籍生徒が対象となり、途中で転校した生徒は、(長年在籍していて、転校時5年生あるいは6年生の1学期であったとしても)写真や名前が掲載されることが無い。
このため、かけがえのない思い出があるにも関わらず、存在を消されたように感じる生徒やアルバムに掲載された方の「卒業校」に愛着を感じない生徒が多いと思われる。また、小学校はOB・OG組織が整っていない学校が殆どのため、名前を忘れ去られたり、名簿で卒業アルバムが頼られる同窓会に出席出来なくなったりしてショックを感じる者も多いと考えられる。教職員の場合は途中で転任した場合も掲載される場合があるが、生徒の場合はそのようにならない場合が大半と思われ、教職員や保護者組織による柔軟な対応が求められている。

また、クラス名簿は最終年度(最終学年)しか掲載されず、小学校の場合は6年生しか掲載されず、多学級の学校を中心に中間学年の5年生や4年生の頃のクラス名簿は掲載されない為、思い出すことが難しくなっている。

また、卒業アルバムが高額になる場合、親の負担になることはさることながら、収入の無い親がいる生徒、あるいは虐待を受けている生徒、不登校で卒業年度に希望しない生徒などの場合、買ってもらえなかったり、後年に遡及しての購入が困難なため、悲しい思いをする生徒も多く、日本の形式主義文化の悪弊とされている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]