日本競輪選手養成所
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日本競輪選手養成所(にほんけいりんせんしゅようせいじょ)とは、静岡県伊豆市大野にある公益財団法人JKAが運営する競輪選手の養成所である。旧校名は日本競輪学校(にほんけいりんがっこう)。
概要[編集]
選手の養成だけでなく、レースの審判員の養成・研修業務も行っている。
競輪選手としてデビューするには競輪選手資格検定という国家試験に合格しなければならない。この検定の受験資格には養成所を卒業しなければならないという規定はなく、独学で競輪選手について学んで検定を受検し、合格することでプロデビューも可能ではあるが、このルートでプロデビューした選手は2023年現在1人もいない。プロデビューを目指す者は養成所に入所し、10ヶ月間の訓練を受けてから検定の受検・合格を目指すことになる。
入学[編集]
日本国内に居住する満17歳以上の、禁錮以上の刑罰に処されたことがなく、公営競技に関する法律(自転車競技法、小型自動車競走法、競馬法、日本中央競馬会法又はモーターボート競走法)の規定に違反して罰金刑以上の刑罰に処されていない、その他設定されている欠格条項となる条件に当てはまらない者が応募を許される。
入所に際しては1次試験で技能試験と自転車競技未経験者のみ適性試験を受験し、2次試験で身体検査、面接、基礎学力検査、(自転車競技未経験者のみ実技試験も)を受験し、合格することが求められる。なお1次試験には免除規定があり、団体競技を含む自転車競技以外のスポーツ競技で優秀な成績を収めた者に免除資格が与えられる。
選手養成課程は全寮制で、公正な競輪開催の意識を養うため数多の禁止事項が存在する。