ボートレーサー養成所

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ボートレーサー養成所(ボートレーサーようせいじょ)とは、福岡県柳川市にある競艇選手を養成する養成所である。設置・運営者は日本モーターボート競走会。旧校名はやまと競艇学校

概要[編集]

1966年に山梨県本栖湖に設置された本栖研修所に源流を持ち、2001年に現在地へ移転した。新人選手の養成だけでなく、現役選手が年に1度受ける定期訓練や臨時訓練、日本モーターボート競走会の新入職員、各競艇場の審判員、検査員の研修も行っている。

養成期間は1年間で、6ヶ月目に進級試験を実施。これに合格できないと強制退所となる。不合格の基準は非常に厳しく、操縦、モーター組み立て、筆記、口述の4科目のうち1つでも不合格の時点で進級試験不合格となる。

訓練生は養成期間中全員がで生活するが、訓練生をガチガチの規則で縛り上げるスパルタ教育方式が執られている。その厳しさは

  • 曜日に関係なく朝6時に起床し、起床後3分以内に広場へ集合する。この3分以内に寝具を整頓し、集合後に男子訓練生は上半身裸で乾布摩擦、女子訓練生はダンベル上げを行い、点呼を取る。点呼に1人でも間に合わない者が出ると連帯責任として腕立て伏せなどの罰が与えられる。
    • 訓練生の準備体操中、教官が寝室をチェックし、わずかでも寝具やタオルにズレなどの不備があるとグチャグチャに乱される。
  • 外部と連絡が取れるのは施設内の公衆電話だけで、使えるのは1週間に1度限り。
  • 男子訓練生は丸刈り強制、女子訓練生はショートヘア強制。
  • 自由に外出できるのは年に24日程度。内訳は計4日の外出日、お盆休みと年末年始休暇の各10日程度。それ以外の休日は訓練内容の自学自習及び補習と草むしりなどの雑務が課される。
  • 建物内各所に監視カメラが設置され、教官が随時監視。

といったものが当たり前とされる。