乳酸菌

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乳酸菌(にゅうさんきん)は条件的嫌気性細菌の一種で、乳酸発酵を行うグラム陽性細菌の総称である。様態は球菌であったり桿菌であったりもする。芽胞は発生させない。

概要[編集]

炭水化物をはじめとする有機物を乳酸発酵させてエネルギー源としている。これによって乳酸発酵を利用した食品ができる。また、動物の筋肉中で無気呼吸によって産出し、疲労を蓄積させる。

種類[編集]

連鎖球菌があり、肺炎双球菌肺炎を引き起こす。

反応[編集]

解糖系
C6H12O6→2C3H4O3(ピルビン酸)+4H(+2ATP)
還元
2C3H4O3+4H→2C3H6O3(乳酸)

利用[編集]

ヨーグルト漬物なれずしを作るのに利用されている。いわゆる日本酒では、「並行複合発酵」という、乳酸菌と酵母による発酵法が知られている。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]