中村信子
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中村 信子(なかむら のぶこ、大正12年(1923年) - 令和4年(2022年)5月10日)は、ベトナムのラジオ放送局の元アナウンサーである。
略歴[編集]
長崎県佐世保市出身。第2次世界大戦が終結した直後、福岡市の大学に留学中だったベトナム人の農学博士と結婚し、第1次インドシナ戦争中の昭和27年(1952年)にベトナムへ赴く。昭和38年(1963年)からハノイのラジオ局である「ベトナムの声」で日本語放送のアナウンサーを務めた。昭和50年(1975年)4月30日、ベトナム戦争を終結させたサイゴン陥落を世界中に知らせたことでその名を知られることになった。
平成12年(2000年)にベトナムでの生活をつづった「ハノイからの吹く風」を出版。
令和4年(2022年)5月10日、ベトナム南部のホーチミンの病院で老衰のため死去した。99歳没。
著書[編集]
- 「ハノイから吹く風 サイゴン陥落を伝えた日本女性」(中村信子著、2010年8月1日、株式会社共同通信社、ISBN 978-4764104631)