中尾栄一
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中尾 栄一(なかお えいいち、1930年1月27日 - 2018年11月18日)は、日本の政治家。衆議院議員(11期)を務めた。山梨県出身。山梨県立甲府第一高等学校、青山学院大学文学部英米文学科卒業。早稲田大学大学院修士課程修了。元日本テコンドー連盟会長。渡辺派議長。
旧建設省発注工事などをめぐる汚職事件で実刑が確定したことでも知られている。
来歴[編集]
山梨県甲府市出身。戦後に内閣総理大臣となった芦田均の再軍備演説に感激して政治家を志し、芦田の秘書を務めた。1967年の第31回衆議院議員総選挙に初当選し、10期務める。タカ派の急先鋒として元農水大臣の中川一郎や元運輸大臣の石原慎太郎らと自由民主党内右派グループ「青嵐会」を結成して座長を務めた。また、ロッキード事件における元首相・田中角栄の求刑による議員辞職問題が発生した際には芦田がかつて逮捕された経緯から反対を述べたと伝わる。
だが、建設会社から賄賂を受け取ったとして、2000年6月の第42回衆議院議員総選挙で落選した直後に受託収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕され、2004年9月に懲役1年10ヶ月、追徴金6000万円の実刑が確定した。ただし、病気のため刑の執行は停止され、収監は見送られていた。
2018年11月18日に死去。88歳没。