一般人
一般人(いっぱんじん)とはある特定な集団に属している集団から見て、その集団に属していない人のことをいう。公務員やプロスポーツ選手でない人のことをいうことが多い。
言葉の由来[編集]
「一般」と「人」の合成語である。「パンピー」(一般ピープルの意味)とも言う。
概要[編集]
世の中には様々な集団があり、その集団に属していない人のことを一般人というが、そのように解釈すると世の中の人すべてが何らかの形で一般人となる。
なかには、テレビに出演している一般人もいる。コマーシャル(CM)では、テレビ限定公開など、名前非公開の人もいる(?)。
沿革[編集]
有史以前[編集]
人類が誕生し、狩猟、採集だった時代は集団の規模が小さく、一般人という考え方がなかった。しかし、巨大な獲物を仕留めたり、外敵を倒したものは仲間内から「勇者」と見られるようになり、これが特別視されるようになった。これは人間に限らず、ハシブトガラスやハシボソガラスでも、天敵を退けたり、危険な動物に近づくことによって仲間内から「勇者」と見られるようになり、繁殖相手から求愛を受けられることが多くなるという。
農業が始まり、雨乞いなど、宗教的な儀式が始まると、それらの儀式を司る、神に接する人から見て、それに属さない人々は一般人という考え方をするようになった。また、荒行など、特定の行為を行った人からみて、それを行わない人のことを一般人という考え方をするようになった。
古代[編集]
国家が誕生し、支配者と被支配者の区別が出来ると、被支配者は「一般人」とされるようになった。さらに、被支配者の中から通訳、医師、知識人が生まれると、それらの階層からみて他の階層の人々を「一般人」と扱うようになった。
昨今[編集]
分野別[編集]
出版物[編集]
『ゴルゴ13』"間違えられた男"。さいとうたかを。エレベーター技術者がゴルゴ13と間違えられ、依頼者の部下が依頼者に対して「プロのスナイパーってあんなもんですかね、一般人にしか見えませんが」のように語った。
鉄道マニア[編集]
Twitter鉄道界隈における一般人とは一般乗客のこと。鉄道マニアと区別するために使われる。別名非鉄民もしくは非鉄。詳細は一般人 (鉄道界隈)へ。
相撲[編集]
アマチュア相撲を含めた好角家からみて相撲そのものに興味のない人をいう。半可通はニワカという。
サッカー[編集]
サッカーをしていない人のこと。読売新聞2021年7月30日朝刊『ヘディング練習制限』グレートブリテン及び北アイルランド連合王国のグラスゴー大学は「プロサッカー選手は認知症など神経変異制疾患などで死亡するリスクが一般人より3倍以上高い」と発表した。