メトロ在線
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- アクセス不能になったメトロ在線のメッセージページ
メトロ在線(メトロざいせん)とは、東京メトロの業務用在線モニタの通称である。正式な名称は「W-TID」(WEB Traffic Information Display)。
配線略図上に列車番号と列車の位置が記載されたもので、駅事務室などに設置されたモニタに表示され、駅員はこれをもとに乗客へのアナウンスを行っている。地下鉄博物館の展示として公開されているほか、永田町駅などでは駅員詰所内から一般の乗客に見える向きでモニタが設置されている事例もあることから、データ自体の機密性は低いようだ。なお、永田町駅の在線モニタも撤去された模様。
URL流出事件[編集]
本来メトロ在線は東京メトロの社員向けであり、内部の人間にしか存在は知られていないはずだった。しかし、いつからか撮り鉄など一般人にURLが流出。ログインIDやパスワード等のアクセス制御が設定されていないため、誰でもメトロ在線を見られる状態となっていた。試運転・不定期回送を撮影するためにこれを重宝する撮り鉄がいるなど、メトロ在線は既に多くの人に広まっていたようだ。
2023年6月6日、ついにメトロ在線のURLが変更された。しかし、何者かによりURL変更からたったの4時間で別のURLがSNS上にて公開され、連日トレンド入りを果たす事態となった。しかも未だに同業他社のようにパスワード等のセキュリティは設定されておらず、東京メトロの管理がとても甘いことが浮き彫りになった。Botによるバラ撒き等もあったようなので、もしかしたら以前より知っている人間が増えた可能性が高い。なお、変更された先と思われていたURLは、変更前の在線モニタの頃から既に存在しており、変更前までは2つの在線モニタのURLが同時に存在していたことが後に明らかとなっている。
2023年6月13日、残されていたもう1つのメトロ在線のURLも変更され、この際も再びトレンドインする事態となった。実際に変更から10時間経った頃に釣り垢によって公開されたURLは、システム開発元の日立が開発時に使用したと思われるサイトであった。なお、このサイトも現在は削除されている。アプリ化疑惑が出たが、CLOMO社のMDMにてWebClipと言う機能を利用し、おそらく上部にURLが表示しない全画面モードに設定されている為、アプリ化疑惑が浮上した、またこれはiPadの設定から、一般→VPNとデバイス管理の場所にある、メトロ社で設定されているプロファイルの中にURLが表示されてると思われる。
2023年11月18日、Twitterにてスジ公開されたが、11月20日20時頃よりアクセス時パスワードを要求されるようになり閲覧できなくなった模様。またパスワードも頻繁に変更されている為アクセスするのは非常に困難となっている。
他の鉄道の在線モニタ[編集]
- 東急電鉄
- 一般向け公式東急線アプリ内の列車位置情報機能において使用されているJSONファイルの中に、回送・試運転列車の情報が含まれている。公式アプリ内では回送・試運転列車は表示されないものの、このJSONファイルを利用した非公式の在線モニタが存在する。
- FC2ホームページを利用して作成されている。
- 京浜急行、京成電鉄、新京成電鉄、関東鉄道
- ID、パスワードがとても簡単なものとなっており、メトロ在線よりはマシとはいえセキュリティが甘かった。しかしメトロ在線が削除された数日後にとうとうこれらもパスワードが変更され、対策が打たれた。
- 愛知環状鉄道・青い森鉄道
- こちらも東急や京急並ではないにしろ、JSONファイルを利用した在線モニタがスジ交換などで平然と出回っている。
- 東武鉄道・小田急電鉄・西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 社内向けの専用通信環境が必要となっており、関係者以外が閲覧することは基本的に不可能となっている。
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 「ジョージくん」というWeb在線モニタが存在し、「JR九州およびJR九州グループ会社社員以外の使用を禁止します」との注意書きが記されている。IDとパスワードについてはほぼ出回っていない。
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- JSONファイルを利用した、Googleのアプリケーション上にある非公式在線モニタが存在する。IDやパスワードは設定されていない。
- また品川駅からは東海道新幹線の在線を見ることが出来る。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 使用端末はiPadでMDMでアプリが配信されている模様。ログインは個人のID、パスワードが用意されていて、外部からのアクセスは100%無理
- 見たければ職になりましょう
- 西武鉄道
- 社内向けの専用通信環境が必要となっており、関係者以外が閲覧することは基本的に不可能となっている。
- だが一般旅客向けの「西武線アプリ」で営業列車の車種・走行位置はもちろんのこと、ラッピングや特別塗装が行われている車両が充当されている場合に限り、非営業・団体専用列車の走行位置まで確認することができるため、わざわざリスクを冒してまで業務用の在線を見る必要はないのかもしれない。