トリニティ・サイト

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トリニティ・サイトとは、第2次世界大戦末期の1945年7月16日午前5時29分45秒に、人類史上初となる核実験が行われたアメリカ合衆国西部のニューメキシコ州南部にある核実験場のことである。同年8月9日に、日本長崎県長崎市原子爆弾が投下されているが、その際に使用されたものと同型のプルトニウム型爆弾が実験で使用したとされ、成功したとされている。この核実験の際に周辺住民には事前に実験を行うことを知らされていなかった。第2次世界大戦ではナチス・ドイツも核実験を進めていたため、アメリカはナチスに先越されることを恐れて原子爆弾開発に向けたマンハッタン計画を進めていた。1945年7月はマンハッタン計画の最終段階に当たり、8月6日には広島県広島市にウラン型の原子爆弾が投下されている。

現在、同サイトはアメリカ軍のホワイトサンズ・ミサイル実験場の一部であり、定期的に一般公開されている。アメリカは核実験から75年を記念して、2020年7月16日に「素晴らしい偉業」とする声明を出している。

また、トリニティ・サイト周辺の住民は、実験当時の放射能に対する危機感があまり無かったこともあり、核実験後に放射性降下物、いわゆるフォールアウトの被ばくの影響で、甲状腺癌血液癌などで死亡する例が増加している。

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