ジャイアント馬場対アントニオ猪木

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ジャイアント馬場対アントニオ猪木(ーばばたいーいのき)はプロレスファンの見果てぬ夢である。

概要[編集]

プロレスがまだ真剣勝負と信じられていたころは、この対戦カードは夢の一戦だった。ただ、一つの団体を構える両者が対戦するからどちらかが負けると団体の経営がままならなくなるため、どちらも負けられない一戦になってしまうので、実現は難しかった。引き分けが一番理想的な終わり方なのだが、それも当時のファンの目が厳しく「引き分け」が駄目な空気に支配されており、引き分け決着は絶望的だった。
現在では両者が鬼籍に入ってしまったため永遠の夢のカードになってしまっている。それはそれでよかったのかもしれないAIの技術が進めば馬場猪木戦が再現できるかもしれない。そしたら見に行く

この一戦に対する期待値は大きく。当時の小学館の学習雑誌では二人が対決した時の試合展開を記事にしていた。また後年になるが『グラップラー刃牙』では番外編として単行本一冊使って描かれていた。この試合で馬場は死亡したということにされたが、「子供の頃は画家になりたかった」という願望を叶える形でセーヌ河のほとりでキャンバスに向かっている(ご丁寧にベレー帽を被っている)ところを猪木に発見されて「馬場さん ……」「ハッ ― なぜ」「分かりますって」というやりとりが描かれている。

若手時代[編集]

若手の頃は前座選手として順繰りに対戦させられるはずだが、馬場だけは特別待遇で前座をすっ飛ばしてメインに出てしまったのだから仕方がない。猪木との対戦は行われていないはずだ。

唯一の例外と言えば力道山監視下の秘密ガチンコ対決で、大木金太郎を交えて行われた。馬場は大木の頭突きの連発でギブアップ負け。猪木と大木が戦って引き分けだったという。

経緯[編集]

プロレスのオールスター戦が行われた時、猪木の執拗な対戦要求に対して馬場が「よしやろう」と返答したことにより両巨頭の対決の機運が盛り上がった。

実はその後、オールスターの第二戦が予定されていたのだが諸事情により流れてしまった。

試合展開予想[編集]

  • 試合直後

試合開始後4つに組んで力比べ、馬場と猪木共に互角。手四つで押したり押し返したりが続く。

  • 3分経過

グランド技に移行する。大きい馬場を猪木が攻めあぐぬ展開が続く。馬場は涼しい顔でヘッドシザースをしている。

  • 5分経過

猪木が隙をついて腕ひしぎ逆十字固めに行く。決まったかに思えたが体の長い馬場がロープエスケープ。

  • 10分経過

スタンディングポジションになり猪木がパンチを繰り出すも馬場はチョップでよけて猪木に脳天唐竹割り、猪木は耐えてもう一つ来いとのポーズ。さらに脳天チョップを打ち込む馬場。耐える猪木。

  • 15分経過

猪木が頭突きを馬場に叩き込む。頭突きに弱い馬場は倒れるふりして場外にエスケープする。追う猪木は場外乱闘になる。すぐに両者はリングイン。 馬場が先にリングに入って猪木の頭を掴んでロープに振り返ってきたところを16文キック。まともにぶち当たる猪木、馬場はすぐさまフォールに入るがカウントは1。さらに馬場は猪木をロープに振りランニングネックブリーカーを狙うが、体を入れ替えて猪木がコブラツイスト、馬場はそれを腰投げで振り飛ばす。

  • 25分経過

猪木が突如として仰向けになり「馬場カモン!」とか言い始める。そう「モハメド・アリ対猪木」戦の再現である。最初は戸惑った馬場だがセオリー通り猪木の足を取りに行く。その馬場の頭を掴んでナックルパートを叩きこむ猪木。倒れる馬場。倒れ込んだ馬場に猪木はスモールパッケージホールドで丸め込む。カウントは2つ。クリーンブレイクをして両者スタンディング。馬場が猪木を掴んでテキサスブルドーザーからのヤシの実割り二発。倒れ込む猪木。その猪木を引きずり立てて三発目にいこうとする馬場のバックを取って強引なジャーマンスープレックスホールド。しかし体制が崩れてダブルフォール。慌てて気づいた猪木が手を放し、カウントは2。

  • 40分経過

両者そろそろ疲れてくるころ。猪木が馬場の背中越しに延髄蹴りを見舞うが、背中しか当たらない。もう一度やって成功しかがむ馬場に対して猪木が非道のチョークスリーパー。これで決まったかに見えたが馬場がかわず掛けで防ぐ。猪木より先に立ち上がった馬場が棒立ちの猪木に対して自らロープに飛んで32文ロケット砲。猪木衝撃で場外へ。しかし、リング内で決着をつける前提なので、馬場は場外戦には乗らない。リングインした猪木に馬場がバックドロップを仕掛けようとして外されて、猪木が卍固めをしようとするも掛かりづらく、両者攻めあぐねてお互い大技をしかけてフォールに行くもカウント2で返される攻防の繰り返しで60分の時間切れまで粘る。

まあ、ここら辺が妥当な線だと思われる。

その他の展開予想[編集]

余談[編集]

ジャイアント馬場はコーヒーと豆大福が好物であり、池上にあったコーヒーショップで飾り物として使われていたカップを、店主を拝み倒して譲ってもらったという。アイスクリームである江崎グリコの「ジャイアントコーン」のテレビCMにも出演していた。
池上本門寺の仁王像のモデルはアントニオ猪木である。

関連語句[編集]