グレッグ・ケリー
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グレッグ・ケリー(Greg Kelly、1956年7月 - )は、日産自動車の取締役である。米国弁護士資格をもつ。
経歴[編集]
日産自動車に35年以上社内弁護士として勤務する。当初は北米日産( (Nissan North America Inc.)[1]の法務部に入社するが、後に人事部に移る。2008年から日産自動車株式会社(本社)に転勤した。ゴーン会長の側近と言われる。2008年にゴーン元会長の秘書室の責任者となり、人事法務部門に強い権力を持っていた[2]。
- 1956年7月、アメリカに生まれる。
- 1978年6月、オーガスターナ大学を卒業し、行政学学士を取得する。
- 1981年6月、ロヨラ大学(アメリカ合衆国、イリノイ州シカゴ)法科大学院を卒業。法務博士を取得。
- 1981年6月、バーンズ&サンバーグ法律事務所の弁護士となる。
- 1988年3月、北米日産会社 入社。法務部シニア・マネージャー、次席弁護士。
- 1993年8月、北米日産会社人事部 ダイレクター。
- 2000年4月、北米日産会社人事部 シニア・ダイレクター
- 2005年10月、北米日産会社バイス・プレジデント、人事・組織開発担当[3]。
- 2008年4月、日産自動車株式会社執行役員就任。
- 2009年4月、日産自動車株式会社常務執行役員。
- 2012年6月、日産自動車株式会社代表取締役、常務執行役員
- 2014年4月、日産自動車株式会社代表取締役、アライアンスEVP、専務執行役員アライアンス タレント マネジメント担当
- 2015年2月、日産自動車株式会社代表取締役
- 2018年11月、日産自動車株式会社取締役
逮捕[編集]
日産自動車カルロス・ゴーン前会長の金融商品取引法違反容疑の共犯として、2018年11月19日に逮捕された[4]。
2018年12月19日、グレッグ・ケリーの妻がウォールストリート・ジャーナルに動画を投稿し、権力争いに巻き込まれたとして、保釈を要求した[5]。脊椎疾患の手術が必要と語る。
2018年12月25日、保釈される。保釈金は7000万円であったが、納付した[6]。 無実であることは法廷で明らかにされる、と弁護士を通じてコメントした[7]。
もともと12月7日に米国で手術する予定であったとされるが、社内会議への出席を日産自動車から強く求められて来日し、そのまま逮捕された[8]。弁護士の郷原信郎は来日予定のなかったグレッグ・ケリーを呼び出して逮捕したとすれば、不当な捜査権の行使に当たると語る[9]。
参考文献・注釈[編集]
- ↑ 海外の主な事業所日産自動車、2018年3月末、2018年12月26日閲覧
- ↑ 日産・ケリー被告 ゴーン元会長の右腕日本経済新聞、2018年12月25日
- ↑ グレッグ ケリーMotor Fan、2018年11月20日
- ↑ 日産のゴーン会長を逮捕、「重大な」金融不正でCNN、2018年11月20日
- ↑ 「権力争いに巻き込まれた」朝日新聞、2018年12月20日
- ↑ Ex-Nissan director Greg Kelly released on bail in Tokyo as Carlos Ghosn remains in jailCNN、2018年12月25日、2018年12月26日閲覧
- ↑ 「無実、法廷で明らかに」日本経済新聞、2018年12月25日
- ↑ Ousted Nissan exec Greg Kelly released from Japanese jail, but Carlos Ghosn still in custodyCNBC、2018年12月26日
- ↑ 被告1カ月ぶり保釈のケリー 日産&検察の“騙し討ち”に激怒Nifty News、2018年12月28日