ギシギシアンアン

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ギシアン真っ最中の男女

ギシギシアンアン(略:ギシアン,ギシアン)とは、性行為を指す隠語のひとつ。主に電子掲示板などデジタル情報空間で利用され、紙面の媒体で用いられることは少ない。また、どちらかと言えば、非常に激しいそれを形容する言葉として用いられる。似たような表現に、英語で稀に性行為の隠語として用いられる"furniture moving"がある。なお、略称の「ギシアン」はPSPのロボタンが押したまま戻ってこないことを指す言葉としてや、疑心暗鬼の略として用いられることもある。

概要[編集]

二人[1]が、ベットをギシギシときしませ、アンアン喘ぐまぐわいの真っ最中を描写した婉曲的な表現で俗語。「ギシアン」の略称も用いられる。「ギシアン」を性行為の音として名詞的に用いる用法がメインだが、場合によっては「性行為をする」こと自体を動詞的に表すこともある。競技がベット上で行われていることが前提なので、カーセックス(自動車の車内での性行為)や青姦を婉曲的に言うときにはこの表現を用いることはできない。

ベット上で営むことの描写の隠語がこれほどに広まった背景には、生活の欧米化が深くかかわっていることが考えられる。セックスでギシギシ言わせるには、前提として競技会場がベットである必要がある。布団ならば、ギシギシ言わせるには家がきしむほど激しくやらなければならなく、常人の筋力では到底不可能であろう。というか、性器が並外れて丈夫でなければ度を越えて激しくしすぎるのは相手の身体を壊してしまう可能性もあるので、挑戦しようと無謀なことはしない方がいい[2]。とにかく、この表現が広まるには、ベットが広く普及していることが必要十分条件であったのだ。

用法[編集]

そもそもが俗語なので辞書的な正式な用法は存在しないが、一般に自分の様子を形容する言葉ではないというのが有力。最も一般的な用例は、「隣の部屋からギシアンが聞こえる」のように名詞的に使う。もし動詞的に利用するならば「上の階の住人がギシアン中だ。」のように用いる。

また、もしも自分の様子を形容したいのなら(一般的な使い方ではないが)、例えば「お持ち帰りした子とギシアンした」と言っても意味が通じないわけではない。

文化[編集]

電子掲示板での表現
    | 
     |                  \
     |  ('A`)          ギシギシ
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄       アンアン/

2ちゃんねるの独身男性@2ch掲示板で「毒男」を使ったアスキーアートを使って広まったとされる。別バージョンのギシギシアンアンも使われて広まっていった。

その他[編集]

隣の部屋から聞こえてくるのが耳障りだ!
壁ドンしてみたり、それとなく声が漏れていることを伝えよう。
隣人からギシアンがうるさいと注意された!
もしもあなたの恋人が羞恥プレイが好きならば、声を殺してプレイしよう。静かにプレイできないなら迷惑をかけないようにラブホテルに遊びに行こう。
人のそれを見てしまった!
相手が気がついてなさげならば何も見なかったことにしよう。動揺しすぎて心臓が休まらないなら、辛酸をつぶさに嘗めるベットでもいたわって心を落ち着かせよう。
もしも江戸時代だったら?
江戸時代春画には「ソレソレ」「キクキク」などの喘ぎ声が書き込まれている。よって、江戸時代ならば、もしかすると「ギシギシソレソレ/ギシソレ」や「ギシギシキクキク/ギシキク」などの表現が成立する可能性があったかもしれない。[3]

脚注[編集]

  1. 対象者がLGBTなど性的少数者の場合には異なることもある。
  2. たとえこの忠告に無視し試して事故が起きたとしても、筆者は一切の責任を持ちません。免責もご確認ください。
  3. 上の節で、「ギシギシ」の部分は、ベット上での競技であるからこそ成立すると記載したため、江戸時代には成り立たないと考えるかもしれない。しかし、それは近代以降の住宅における話であり、江戸時代の庶民の家は床からきしむ音がした場合も少なくなかったと考えられるため、(の発生個所こそ違えど)成り立つ話であると考える。

関連項目[編集]