ラブホテル

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ラブホテルとは、主にカップル×××××しやすいホテルである。略してラブホと呼ばれることもある。通常のホテルのように宿泊もできるが、2時間や程度の短時間の「休憩」利用も可能である。なお、風営法の適用[注 1]を受けている施設でもある。

分類[編集]

普通のホテルのような構造(ビル型という)のものあれば、モーテルのように車で乗り入れできる施設もある。また、一部屋一部屋が戸建てになっているラブホテルも存在している。都市部はビル型のラブホテルが多く、地方や郊外などの自家用車の利用が多い地域ではモーテルや戸建てタイプのラブホテルが多い。

ビル型[編集]

普通のホテルと同じようにフロントがあり、部屋を選ぶパネルがあるのが特徴である。なお、フロントは店員と客の顔が互いに見えないように工夫されていることが多い。場所によっては完全に無人の場所もある。他の客などとばったり会ってしまうこともある。しかし、設備や防音の面ではモーテルなどに比べ優れているとする意見もある。支払いは自動精算機が設置されていることも多いが、懐かしきエアシューターが設置されていることもある。

モーテル型[編集]

モーテル型はビル型と戸建て型の中間的な作りになっており、建物の作り自体は1棟であるが、1階部分がガレージとなっていて2階が部屋となっているところが多い。一部には平屋で車庫内に入り口があるというホテルもある。車で直接乗り入れることができるため他人と合うことも少なく、基本的にホテルスタッフとも顔を合わせることがないため心情的に使いやすいという意見も多い。一方、空室がわかりにくかったりすることも多いほか、ホテルの立地によっては車の取り回しがしにくいこともある。

戸建て型[編集]

モーテル型に似ているが、基本的にコテージのように1棟ずつが独立した建物になっているのが特徴である。そのため、リゾート感などを演出したちょっと高いホテルも多い。独立した建物であるため壁にあたったり物を落としたりしても音が響かず、周りからの音も比較的少ないため集中できる[注 2]という意見もある。一方で戸建てであるためルームサービスや清掃に手間がかかり、部屋がなかなか空かなかったり注文が届かないなんてこともある。なお、モーテル型もそうであるが料金を支払うまで部屋の入り口がロックされるホテルもある[注 3]

施設[編集]

ダブルベッドと広めの浴室はほとんどのホテルで共通している。その他の備品・施設として、サウナ露天風呂があるものやマッサージチェアなどが用意されている場合もある。また、大画面のTVが設置してあることもあり、なかにはカラオケができるホテルも。近年は差別化として様々な設備が整えられており、泊まって楽しいホテルも増えている。

多様化[編集]

ラブホテルは普通のホテルと比べて料金も安く、簡易宿泊施設として使用することもできる。また、平日の日中はサービスタイムであることも多く、宿泊よりも安く長時間利用できることもある。近年では女子会としてラブホテルを利用するケースやコスプレの撮影などをするケースもあり、単純に×××××だけの施設ではなくなってきている。そのようなホテルの一部はレジャーホテルとして新しい路線を開拓している。

例外的ではあるが、宿泊施設の不足で東日本大震災の際に一部のラブホテルが作業員宿の宿として営業した[注 4]ことや新型コロナ禍前は、インバウンド客に貸し切って営業したこともある。

注意点[編集]

18歳未満は使用できず、一部のホテルでは男性同士の利用を拒否している場合もある。モーテルタイプの場合は車庫にカーテンが設置されていることもあり、近年の安全運転支援装置が作動して停止してしまうという事例もある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. 性風俗関連特殊営業の4号営業に該当する
  2. 何に?
  3. 非常時に解錠できる設備がある
  4. 全国から復旧のための作業員が集っており、宿泊施設が足りなかったのも大きい