カルロス・メネム
ナビゲーションに移動
検索に移動
カルロス・サウル・メネム(Carlos Saúl Menem, 1930年7月2日 - 2021年2月14日)は、アルゼンチンの政治家。1989年から1999年までの2期大統領を務めた。アラブ系アルゼンチン人である。
経歴[編集]
アルゼンチン西部のラ・リオハ州で、シリア人の移民の家に生まれた。当初は弁護士となったが、大学時代に正義党(ペロン派)に入党し、同国の軍政時代の1976年から1981年にかけて、投獄されたり監視生活下に置かれたりした。解放後は軍部の人権犯罪を糾弾し、1983年にラ・リオハ州知事として政治の世界に返り咲いた。1987年には州知事を再選。1989年からは同国大統領に就任し、1999年まで10年間、2期にわたり務めた。
2005年から上院議員となるが、大統領在任中に違法な武器の輸出に関与した密輸罪などで禁固刑の判決を受けたりしている。
2021年2月14日、ブエノスアイレスの療養所で死去した。90歳没。晩年は肺炎の病気で入退院を繰り返しており、さらに泌尿器系の感染症も患っていたとされている。