イタリアの裏切り

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イタリアの裏切り(いたりあのうらぎり)では、イタリアの裏切りについて解説する。

概要[編集]

イタリアは第一次世界大戦でも第二次世界大戦でも自国がもともと属していた陣営を裏切っている。この記事ではそれぞれの裏切りを解説する。

第一次世界大戦[編集]

イタリアはフランスを抑えることを目的としてドイツ帝国オーストリア=ハンガリー帝国とともに、三国同盟を結んでいたが、イギリスなどにそそのかされたうえに、未回収のイタリアがオーストリア=ハンガリー帝国内のほうが多く存在していたことを受け、三国同盟を裏切り、三国協商側として世界大戦に参戦した。しかし、参戦したはいいものの、統一直後のイタリア軍に対し、近代化されていなかったオーストリア軍とどちらも圧倒的優勢にならずにイゾンツォ川周辺で大量の犠牲者を出しながらの攻防戦を行った。しかし、大した成果も出せずパリ講和会議では狡猾なイギリスフランスに追い出され未回収のイタリアどころかほとんど領土の拡張がなかった。

第二次世界大戦[編集]

第二次世界大戦前後ではナチス・ドイツと距離を置いたり距離を縮めたりなどと外交方針が一致しなかった。しかも、開戦してからはほとんど主だった活躍ができずギリシャにぼこぼこにされてナチス・ドイツの援助によって勝利するなどあまり目立った変化が出せなかった。1943年には指導者だったムッソリーニに対してのクーデターが起き、イタリアは南北で分裂した。なお、北部がファシスト側(イタリア社会共和国)だったが、実質ドイツの傀儡といっても過言ではない状態だった。

なお、第一次世界大戦でイタリア軍を苦しめたロンメル将軍が二次大戦でイタリア軍を助けることなったのが面白い点である。

関連項目[編集]