ファシズム
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ファシズム(イタリア語: fascismo ファシズモ、英語: fascism ファシズム)とは、第一次世界大戦後にイタリアの独裁者ベニート・ムッソリーニによって生み出された政治思想で、ドイツのナチスにも影響を与えた。イタリア語で「束」を意味する「ファショ(Fascio)」を語源としており、議会制民主主義を否定して一党独裁をとり、カリスマ的指導者の言うことに国民みんなで従って束になって一致団結しよう、国民個人の自由とか人権とかはワガママですよ、そんなものは捨てて偉大なる総統閣下にみんなで従いましょう、その方がみんな幸せになりますよ、という恐ろしい思想・政治体制である。宣伝活動により操作した大衆の支持を得て、独裁政治を行い、対外侵略を繰り返した。
第二次世界大戦前後でファシズム政治を行なっていた国家[編集]
イタリア[編集]
ファシズムの開祖ベニート・ムッソリーニ総統が親分。
ドイツ[編集]
アドルフ・ヒトラー総統が親分。ヒトラーはファシズムにさらに民族差別、人種差別思想をより強力に注入し、より邪悪なナチズムを生み出した。
スペイン[編集]
フランシスコ・フランコ総統が親分。フランコはただ自分の政治により国家を治めたいということでドイツなどの協力を得ていただけだとかどうとか。思想的にもムッソリーニの影響は少なく、より古い保守思想による独裁体制だったとも言われている。
ポルトガル[編集]
アントニオ・サラザール首相によるヨーロッパ最長の極悪独裁政権(1933年〜1974年)も「ファシズム」とされることがある。