アラバマ州

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州旗

アラバマ州ALABAMA)とは、アメリカ合衆国南部のである。メキシコ湾北岸に位置する。州人口は444万7000人(2000年時点)。州面積は13万3950平方キロメートル。州都モントゴメリー。愛称は綿花の州。略称はAL。州名の由来は「藪を切り開く人」を意味する。

概要[編集]

アメリカ独立戦争後もこの州の北部はイギリスが、南部はスペインがそれぞれ植民地として支配していたが、1813年になって北部、南部のどちらもアメリカへ譲渡され、1817年にアメリカの準州となる。1819年にアメリカの22番目の州に昇格した。

ところがこの州は早くからアメリカの中でも黒人差別の激しい地域として有名で、アメリカ南北戦争の時には州人口の45パーセントが奴隷で占められているほどであった。このため、エイブラハム・リンカーンが誕生して奴隷反対の動きが強まると、1861年になって連邦から脱退し、1868年までその時期は続くほどであった。

州は5分の3以上が低平な海岸平野で占められ、アメリカ国内では最も河川数が多い。基幹産業は農業林業であり、落花生は全米で生産2位、綿花ブロイラーは全米で生産3位を誇るほど盛んであるが、近年では農業と工業の均衡ある発展を目指す「ニューサウス」の代表格となっている。

福祉事業家ヘレン・ケラー野球選手ハンク・アーロン、黒人歌手ナット・キング・コールヘビー級ボクサージョー・ルイス陸上選手のジェシー・オーエンスらの出身地でもある。

外部リンク[編集]