アクアリウム

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アクアリウムとは、コンラート・ローレンツがその著書『ソロモンの指輪』で紹介した室内水環境をいう。
水槽や小型の瓶、容器などを使い。水棲の生物全般を飼育すること全般を示す。

概要[編集]

主に魚類甲殻類貝類が中心となるが、クラゲ、水棲昆虫や両生類スッポンなどの飼育もアクアリウムに含まれる。淡水海水で分けることもある。
さらには、水草だけのインテリア水槽や、プランクトンのみの飼育。無生物しか入れない無生物アクアリウムというのもある。

魚類[編集]

熱帯魚金魚オイカワなどの淡水魚までいろいろな種類がある。比較的飼育しやすいのはメダカ和金全般である。川魚は上級者向け。タナゴは飼育しやすいがドブ貝の体内に産卵するため繁殖が難しい。コイは1メートルぐらいになるので巨大水槽が必要になる。あるいは池での飼育になる。
熱帯魚で飼育が楽なのはベタグッピーになる。それでも設備は必須。上級者向けだとディスカスリーフ・フイッシュが有名。ピラニアは餌の調達が難しい。
アストロノータス・オセレイタス(通称「オスカー」)やジャック・デンプシーは飼いやすいが、デカくなるので大きくなると世話が大変になる。アロワナは体の大きさを考慮する必要があるのと、目垂れや飛び出しに配慮する必要がある。
海水魚はさらにハードルが上がる。人工海水の用意が必要だし、イソギンチャクサンゴなど飼育の難しい生き物も多い。

水草[編集]

カボンバやオオカナダモは育ちやすいが、「それじゃ面白くない」というのがアクアリストの真骨頂である。

掃除屋(スカベンジャー)[編集]

淡水ではヤマトヌマエビビーシュリンプが重宝される。コケ取用としてカワニナタニシイシマキガイフネアマガイやサカマキガイではなくモノアラガイを同居させるアクアリストもいる[1]。また、熱帯魚の中にはコケしか食べない種類の魚もいる。
タニシは死んだ個体がいると悪臭が出る。蓋を少し持上げて足を出していても死んでいたりするので注意。
水を浄化するためにシジミを飼育する人もいるが初心者は手を出さない方が無難である。


参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. レッド・ラムズホーンは水草にひっついて侵入することも多い。

関連語句[編集]