海水

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

海水 (かいすい、: sea water)とは、海洋を構成するである。

海水の組成[編集]

海水中に溶け込んでいる主な物質は塩類で、海水中では電離してイオンとなっている。

海水中の物質[編集]

海水中の主なイオン
成分 (イオン) 量 (g/kg)
塩化物 (Cl-) 19.4
ナトリウム (Na+) 10.8
硫酸 (SO42-) 2.7
マグネシウム (Mg2-) 1.3
カルシウム (Ca2+) 0.4
カリウム (K+) 0.4
炭酸水素 (HCO3-) 0.1

塩類の量[編集]

海水1kg中に溶けているすべての塩類の質量 (g数)を塩分といい、‰で表される。

海水の起源[編集]

海水の組成のうち、陰イオンは火山ガスに含まれている水に溶けやすい成分である。したがって、冥王代地球が冷えて初めて海洋ができたときに大気中の火山ガスが海水に溶け込んだと考えられる。また、陽イオンは岩石中に含まれる成分であり、河川の水に溶けて海洋に運ばれたものである。

参考文献[編集]

  • 青木寿史外3名「新ひとりで学べる地学IB」清水書院2003年8月20日第16刷発行。