いじめ防止対策推進法
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いじめ防止対策推進法(いじめぼうしたいさくすいしんほう)とは、滋賀県大津市で当時中学2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺したのを契機として、議員立法で成立した日本の法律である。平成25年(2013年)9月に施行された。いじめを「一定の人的関係にある他の児童生徒に行う心理的、または物理的な影響を与える行為(この行為にはインターネットでの誹謗中傷などの書き込みも含まれている)で、対象の児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」と定義し、国と学校に対して防止対策基本方針の策定を義務付けるなどとした。与党や野党の勉強会が平成30年(2018年)末に学校や教育委員会の責務をより具体的に書き込む改正案のたたき台を作成したが、学校現場の負担などにも考慮して、座長の文部科学大臣・馳浩は新設条文を大幅に削除する案を提示し、これにいじめ被害者の遺族が反発して、議論が停止した。