鬼嶋一司
基本情報 | |
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出身地 | 神奈川県横浜市 |
生年月日 | 1956年1月5日(68歳) |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
鬼嶋一司 | |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
監督・コーチ歴 | |
鬼嶋 一司(きじま かずし、1956年1月5日 - )は、元アマチュア野球選手・指導者・実業家である。扶桑電機株式会社代表取締役社長、元慶應義塾大学野球部監督。
人物[編集]
NHKの高校野球中継に、よく解説者として出てくる人。プロ野球経験はないが、名前を見て「あの人か」となる方も多いだろう。
2022年の選抜高等学校野球大会で東海地区の代表2校の選考に携わった際、秋の東海大会準優勝校聖隷クリストファーではなくベスト4の大垣日大を「個人の力量に勝る」「甲子園で勝てるチーム」として選出。東海大会では同じ静岡県の日大三島が優勝しており、静岡同士であるという地域性については「全く考慮していない」と強調した。
当然ながら、このような不可解な選考には様々な批判が上がり、ライバル紙朝日新聞 [1]やセンバツ中継を担う毎日放送のアナウンサーである森本栄浩[2]、末松信介文部科学大臣[3]、プロ野球で活躍し日本代表でも活躍したダルビッシュ有や上原浩治らが苦言を呈した。さらに川勝平太静岡県知事や鈴木康友浜松市長も怒りをあらわにした。他方、主催の日本高等学校野球連盟や毎日新聞には多くの意見が寄せられ、毎日新聞社は朝刊に釈明記事を出す羽目になった[4]。しかも鬼嶋は東海大会の期間中試合を見に行かずに早慶戦の中継の解説をしていた。更に、ウィキペディア日本語版では「岐阜県大垣市出身」「日大出身」「日大愛好家」「アンチキリスト教」など、あたかも鬼嶋が大垣日大を個人的な感情から贔屓したかのような要素を付け加えられる荒らし被害にあった。
結局、こうした事態を招いたことを重く見たのか、或いは重く見られたのか、野球解説者など野球関係の仕事を降板することになった。それ以降は全然野球にかかわっていない。もちろん翌年の選考委員会も欠席した。
現在は勤務先の扶桑電機株式会社代表取締役社長に専念している。
脚注[編集]
- ↑ センバツの「逆転現象」に消えない疑問 もっと丁寧な説明必要では(朝日新聞、2022年1月31日)
- ↑ 森本栄浩 (2022年1月28日). “センバツ出場校決定! 波乱の選考会を徹底検証する” (日本語). Yahoo!ニュース. 2023年3月10日確認。
- ↑ センバツ、聖隷不選出「丁寧、親切に説明を」 末松文科相(朝日新聞、2022年2月4日)
- ↑ “センバツ出場校の選考について 毎日新聞社からのご説明” (日本語). 毎日新聞 (2022年2月4日). 2023年3月10日確認。