JNN NEWS
JNN NEWS(じぇいえぬえぬ にゅーす)は、TBSテレビ系列で土休日朝と毎日正午前に放送されている全国ニュース番組。
概要[編集]
ジャパン・ニュース・ネットワーク発足時からの放送。
独立番組としての平凡なタイトルはおそらく土休日の昼が最長である。
現在は東京のTBSのスタジオから全国へネットされ、系列局に全ての全国ニュース放送を義務付けている。
平日早朝のニュースは『THE TIME』、平日昼のニュースはTBSテレビで『ひるおび!』に内包される。
平日早朝ニュースの『朝ズバッ!』準拠時当初は時間不定でみのもんたの「では、JNNニュースです」の一声で開始していたが、2011年度後期からは6:00ちょうどから担当するニュースキャスター自身の挨拶とともに開始する。一時期6:30頃にもニュース枠があり、2009年10月からしばらくの期間は「朝ズバッ!630 JNNニュース」と呼称された。5時台と7時台に放送するニュースは『朝ズバッ!ニュース』[注 1]として放送。
『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(CBC制作でTBSなどでネット)内包のニュースについては、SBCなど一部地域で未放送のため、「JNN NEWS」として扱われておらず、「東京から最新のニュース」として放送しているが、項目フォーマットはJNN NEWSのものを使用(CBCスタジオとのクロストーク時のみ独自のものを使用)している。『ゴゴスマ』休止時には放送そのものが無い。TBS報道フロアから3〜4項目を報じた後、報じたニュースを基に名古屋・CBCスタジオとクロストークが行われる[注 2]。
日曜版は1985年4月以来、35年(『THE NEWS』時代を含む)の長期に渡って11:30 - 11:40枠だったが、2020年4月より5分拡大して11:45までの放送となった。ただし拡大分の11:40 - 11:45枠は実質的にはガイド枠であるため、番組自体は拡大しない。同年9月6日からミニ番組『台湾王子』が復活するため11:40までとなった。
年末年始の放送[編集]
この手のニュースにありがちだが年末年始は放送時間がコロコロ変わり、定時などあってないようなものになる。
2010年末・2011年始の放送時間 | |||
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放送枠 | 朝 | 昼 | 深夜 |
2010.12.24 | (通常編成) | 23:45 - 23:55 | |
2010.12.25 | (通常編成) | ||
2010.12.26 | |||
2010.12.27 | (通常編成) | 23:30 - 23:40 | |
2010.12.28 | |||
2010.12.29 | (通常編成) | 11:45 - 11:55[注 3] | 23:20 - 23:30 |
2010.12.30 | 6:00 - 6:10 | 24:00 - 24:10 | |
2010.12.31 | (放送なし) | ||
2011.1.1 | 6:20 - 6:30 | 12:05頃 - 12:10頃 | 24:00 - 24:10 |
2011.1.2 | 6:50 - 7:00 | 11:45 - 11:55 | 24:15 - 24:25 |
2011.1.3 | 6:00 - 6:10 | 23:30 - 23:40 |
2011年末・2012年始の放送時間 | ||||
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放送枠 | 朝 | 昼 | 深夜 | |
2011.12.26 | (通常編成) | 24:00 - 24:10 | ||
2011.12.27 | 23:40 - 23:50 | |||
2011.12.28 | 23:15 - 23:25 | |||
2011.12.29 | 23:30 - 23:40 | |||
2011.12.30 | 7:20 - 7:30 | 11:45 - 11:55 | 24:00 - 24:10 | |
2011.12.31 | 6:50 - 7:00 | (放送なし) | ||
2012.1.1 | 6:20 - 6:30 | 12:08頃 - 12:12頃 | 24:30 - 24:40 | |
2012.1.2 | 6:50 - 7:00[注 4] | 11:45 - 11:55 | 23:05 - 23:15 | |
2012.1.3 | 23:30 - 23:40 |
2012年末・2013年始の放送時間 | ||||
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放送枠 | 朝 | 昼 | 深夜 | |
2012.12.27 | (通常編成) | 23:45 - 23:55 | ||
2012.12.28 | 23:30 - 23:40 | |||
2012.12.29 | (通常編成) | |||
2012.12.30 | (通常編成) | 11:25 - 11:35[注 5] | 24:30 - 24:40 | |
2012.12.31 | 6:45 - 7:00 | 11:45 - 12:00 | (放送なし) | |
2013.1.1 | 6:20 - 6:30 | 11:33頃 - 11:37頃 | 23:45 - 23:55 | |
2013.1.2 | 6:50 - 7:00 | 11:50 - 12:00 | 23:30 - 23:40 | |
2013.1.3 | 6:50 - 7:00[注 6] | 11:40 - 11:50 | ||
2013.1.4 | (通常編成) | 24:00 - 24:10 | ||
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演出[編集]
一時期、TBSテレビ(旧:東京放送)・毎日放送・中部日本放送・RKB毎日放送・北海道放送・静岡放送・中国放送などでは、オープニング時に、局ロゴが表示されていた。
(例)
- JNN ニュース TBS
- JNN ニュースデスク MBS
- JNN スポーツデスク CBCなど
歴代テーマ曲・オープニング映像[編集]
- 不明 - 1968年9月 作曲:神津善行
- 1968年10月 - 1975年3月 作曲:岩本晴彦(イントロにタイプライターの効果音が付いていた曲)
- 1975年4月 - 1984年9月 作曲:中村八大(滝流しオープニング用)
- カラーリング:JNNニュース
- ブルーバック(後にグリーンバック)で、「JNN」のロゴが輪転機から印刷される新聞の如く多数現れ、その中央から「JNNニュース」のタイトルロゴが出てくるというもの。
- 1984年10月 - 1988年9月 作曲:山内直樹
- カラーリング:JNN ニュース
- シンセサイザーなどを使用した曲で『JNNニュースコープ』のテーマ曲を15秒に短縮したものだが15秒に収まらず冒頭の音が欠けていた。
- アニメーション映像は左右から多数の棒が飛び出し縞状の「JNN」となり、その下で縞模様の長方形が左からスクロールし縞状の「ニュース」を形成、そして手前から白抜きの「JNNニュース」ロゴがはめ込まれると同時に縞が塗り潰されてタイトルが完成する。
- 1988年10月 - 1993年3月 作曲:山内直樹
- カラーリング:JNNニュース JAPAN NEWS NETWORK
- 昼:15秒バージョンで、上記の問題をアップテンポ(早回し)にすることで改良したもの。
- 最終(1990年9月まで):週末のJNNニュースデスク(1984年10月 - 1988年9月)で使用されたものではなく、新規のモールス電子音を使用した。
- 同時にロゴも変更、2009年3月29日まで使用された。
- 右から青色の「JAPAN NEWS NETWORK」が現れると、そこから上へ黄色の「JNN」のロゴが飛び出し、そしてその下で黄色の「ニュース」のロゴが起き上がり、最後にロゴ全体が輝くもの。なお、このアニメーションは1996年まで使用された。
- 1993年4月 - 1995年9月 作曲:不明(オーケストラ風の曲)、山内直樹の曲(15秒バージョン)も併用されていた。
- 山内直樹のモールス電子音の場合はタイトル映像が静止画となる。バックはニュース映像。
- 1995年10月 - 1998年3月29日 作曲:不明(シンセサイザーを使った曲)、山内直樹の曲(15秒バージョン)も年末年始等を中心に1996年まで使用。この場合は静止画タイトルで表示。1996年末から97年始は、静止画タイトルをアニメーション化したものを使用。
- 1998年3月30日 - 2009年3月29日
- 2010年3月29日 - 2012年3月25日 作曲:石坂慶彦(バイオリンの音が印象的な曲)
- カラーリング:JNN NEWS JAPAN NEWS NETWORK
- ロゴが「JNN NEWS」となった。CGアニメは5秒版、10秒版、15秒版、『ひるおび!』用10秒版が用意された。「NEWS」の文字はJNNのロゴを基にして作られたもの。関東ローカルの場合はTBSのロゴを基にしたものになる。
- 2012年3月26日 - 2017年10月1日 作曲:羽岡佳・編曲:田尻光隆「SPLASH!! JNNニュース バージョン」[1]
- カラーリング:JNN NEWS→JNN NEWS
- バイオリンの音が印象的な曲であり、2012年3月26日から2013年3月31日まで使われていた『Nスタ』テーマ曲のアレンジ版でもある。
- 黒と水色のCGで、「NEWS」の『N』が特徴的である。なお、前の代のCGなど、「JNN」のロゴマークの色は原則緑色であるが、ここでは黒色になった。前の代と同様、引き続き10秒版、15秒版(週末朝枠)、5秒版(特別編成時)の3種類のパターンが使用されている。なお、この代から、JNNの正式名称であるJAPAN NEWS NETWORKの表記が廃止された。
- 2013年4月1日から、それまで水色基調だったものを『Nスタ』のイメージカラーに合わせて橙色に変更した(但し「JNNフラッシュニュース」は引き続き水色基調のタイトルが使われた)。
- 2017年10月2日 - 現在 作曲:
項目テロップのデザイン[編集]
- 1995年4月 - 1996年3月 : 灰色・赤を基調としたテロップを使用。(「JNNニュース」のみ。「JNNフラッシュニュース」は下段のものを使用した上で、テロップ下部に「FLASH NEWS」と表記)
- 1996年4月 - 1997年9月 : 水色を基調としたテロップを使用。(「JNNフラッシュニュース」で使用していたものに統一)
- 1997年10月 - 2007年4月1日 : 緑と黄のラインが入ったテロップを使用。(「JNNスポーツ&ニュース」でも使用)
- 2007年4月2日 - 2009年3月29日 : 水色を基調にしたデザイン。左下に「JNN」ロゴ、右下に「JAPAN NEWS NETWORK」と表記されている。
- 2010年3月29日 - 2012年3月25日 : 緑を基調としたデザイン。テロップの座布団部分には「JNN」のロゴマークが大きく記されている。2010年9月27日に黄緑の枠で縁取ったものにマイナーチェンジ。
- 2012年3月26日 - 2017年10月1日 : 水色を基調としたデザイン。Nスタテロップの色違い。2013年4月1日に橙色を基調としたデザインにマイナーチェンジ。
- 2017年10月2日 - :TBSの動画ニュースサイト『TBS NEWS』と統一を図るため、白・灰色を基調としたシンプルなものになっている。青はアニメーション効果と出演者の名前表記に使われる程度に留まる。2020年4月1日にマイナーチェンジが行われ、青が濃い目になっている。
これらテロップは、「TBSニュース」(関東ローカル向けのニュース)と共用。(項目テロップの「JNN NEWS」「JNN」「JAPAN NEWS NETWORK」を「TBS NEWS」「TBS」「TOKYO BROADCASTING SYSTEM」に差し替え)
使用されるフォント[編集]
- 系列局発のVTRでは、その局が使用しているフォントとなる。
- 不明 - 1990年3月:テレビ太ゴシック体 BT-1[2][3](モリサワ製)、石井ゴシック(写研製)
- 1990年4月 - 2007年4月1日:ゴナ、ナール、石井ゴシック、石井丸ゴシック (いずれも写研製)
- 2007年4月2日 - 2009年3月29日:ニューロダン、スーラ (フォントワークス製)
- 2010年3月29日 - 2013年3月31日:ロダンNTLG (フォントワークス製)※「Nスタ」と共用
- 2013年4月1日 - 2017年10月1日:ニューロダン
- 2017年10月2日 - 2020年3月31日:TBUDゴシック(モリサワ製)
- 2020年4月1日 - : TBS ゴシック TP[4](タイププロジェクト製)
セット[編集]
- 1984年10月 - 1988年9月 : グード図法と放射線模様がバックのセット
- 1988年10月 - 1989年9月 : 上にJNNのロゴが付いた世界地図がバックのセット
- 1989年10月 - 1990年3月 : 1世代前のセットのマイナーチェンジ版。この時期までは『JNNニュースコープ』と共用していた。
- 1990年4月 - 2009年3月 : 『JNNニュースの森』→『JNNイブニング・ニュース』と共用。詳細は当該項目を参照。
- 2010年3月29日 - 現在:『Nスタ』と共用。詳細は当該項目を参照。
系列局での放送状況[編集]
- 1975年3月30日までは、一部の系列局はタイトルを差し替えていたが1975年3月31日の腸捻転解消以降は、原則として全局統一となった。
- 一時期、TBSテレビ(旧:東京放送)・毎日放送・中部日本放送・RKB毎日放送・北海道放送・新潟放送・静岡放送・中国放送などでは、オープニング時に、局ロゴが表示されていた。
- 土日の朝・深夜の放送で一部の系列局は関東ローカルニュース・関東のお天気枠をそのまま放送するが日曜深夜に関しては地元で地方議会・首長選挙投開票日にあたる場合は開票速報として差し替える場合もある。
- 第2期の最末期週末深夜ニュース内の全国天気で流れていたBGMは、「ヘイ・ジュード」であった[5]。なお、この曲は、2010年4月から開始されたBS-TBSの『NEWS サンデー・スコープ』内の天気予報で使用されている。
- 長崎放送では、日曜深夜は1990年3月25日迄時差ネット[注 8]、1990年4月1日より同時ネット[6]となっている。
- 琉球放送では、米国施政下である1960年6月1日のテレビ開局時からJNNに仮加盟(正式加盟は沖縄返還当日の1972年5月15日)したものの、当時日本本土と沖縄を繋ぐマイクロ回線が開通されていなかった事と、琉球支局扱いということもあり、タイトルこそ「JNNニュース」でありながら自社制作かつ企画ネットで協定上の暫定特例措置によって放送していたが、1964年9月に琉球電信電話公社が運営する日琉マイクロ回線(終始モノクロだった)が開通したことでこの特例措置は解除され、ほぼ全てのJNNに属するニュース番組が同時ネットを開始した。
備考[編集]
- 2005年2月から一部の時間帯(同年3月末以降はJNNのニュース番組すべての時間帯)にて地上デジタル放送ではハイビジョンで放送。
- 日曜深夜の放送で、統一補欠選挙が行われた時は、放送時間を延長したり、直後に放送されているスポーツニュース番組『J-SPO』が、スポーツ中継などで休止される際には、替わりにスポーツニュースを伝えたりと臨機応変に対応していた。
- 1980年代(詳細時期などは不詳)迄は、ニュース(一部時間帯のみ)本編の最後にJNN系列所在都市のポイントが表示されていた(現在は沖縄・琉球放送のRBCニュース(又はRBCフラッシュニュース)で実施)。また一部を除き、各局出しで各放送局の略称ロゴが表示されていた。
- 2013年9月8日(日曜日)の朝のニュースでは、番組開始の約1時間半前に2020年夏季オリンピック・パラリンピックの東京開催が決定したことから、番組オープニングは、テーマ曲が流れず、開催決定の瞬間の映像に、画面右上に番組タイトルを表示する形を採った。
- 2014年4月から、「いっぷく!」・「ひるおび!」・「S☆1」に内包のニュースを除き、エンディングタイトルに白縁が付いた。それまでは夜のニュースの場合、タイトルが夜景の黒と同化して見えない状態だった。
注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 但し、6:00の「600 JNNニュース」も、画面も右上に表示されるタイトルは、『朝ズバッ!ニュース』と表示。
- ↑ 2018年以降は行わない日が多くなっている。
- ↑ TBSでは、29日は『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ2010!』(再放送)、30日は『お笑いDynamite!』(再放送)、31日は『1月2日夜9時放送!! SASUKE2011直前特集!!』を、それぞれ中断して放送。
- ↑ 2日はTBSでは『スペシャルアンコール 世界の果ての日本人!〜ここが私の理想郷〜』を中断して放送。
- ↑ a b 『報道の日』に内包。
- ↑ TBSでは『激闘大家族スペシャル 崖っぷちそば屋奮闘記』(再放送)を中断して放送。
- ↑ このオープニング曲はテレビ埼玉の『埼玉経済情報』のテーマとして2003年3月まで使われたことがある。エンディングでかかる曲は、NHK盛岡放送局『おばんですいわて』で2009年3月までの気象情報(オープニングテーマでも使用)でかかった曲と同じである。
- ↑ 『NBCワイド劇場』をネットしていた関係によるもので、時差ネットも一応認められていた。
出典[編集]
- ↑ 羽岡佳 最新情報 2012年3月26日更新TBSテレビ『JNNニュース』」より。
- ↑ “https://twitter.com/o_tamon/status/1175080023486693376” (日本語). Twitter. 2023年1月12日確認。
- ↑ “みんなのうた字幕1・冬の下がン - 広く浅く” (日本語). goo blog. 2023年1月13日確認。
- ↑ “#013 TBSNEWSとブランドデザインの密接な関係|TBS Brand Design”. 2022年3月30日確認。
- ↑ 2009年10月3日放送、NHK-BS2の「BS20周年 ベストセレクション」から。
- ↑ 『土曜ワイド劇場』は長崎文化放送(1990年4月1日開局)に移行(1990年4月7日放送分から)。長崎新聞1990年3月25日、4月1日、4月7日付朝刊ラ・テ欄で確認。