J1昇格プレーオフ
J1昇格プレーオフ(じぇいわんしょうかくぷれーおふ)とは、J2リーグで2012年〜2017年と2023年〜に行われるプレーオフである。
概要[編集]
J1リーグとJ2の間の入れ替えは、2009年〜2011年まで両リーグの上位と下位それぞれ3チームずつの入れ替えとなっていた。しかし、2012年シーズンよりイングランド2部・チャンピオンシップ等の海外リーグに習い、当プレーオフを行うことをJリーグが決定した。目的としては、J26位までにJ1昇格のチャンスを与えることにより、プレーオフ争いによるJ2クラブの観客動員数増加及びそれによる経営環境の改善や、J2自体の活性化を狙ったものである。
一時廃止[編集]
2017年までの制度では、J26位までがJ2同士の戦いのみで昇格出来るという制度に大きな魅力があったが、同時に後述の問題を抱えていた。
このため、2018年シーズンよりJ1参入プレーオフに衣替えすることが発表され、新型コロナウイルスによる一時中断を挟みながら2022年まで実施された。
復活[編集]
2024年シーズンからJ1が20チーム制になることに伴い、昇降格のフォーマットも変更された。具体的にはJ1から下位3チームが自動降格し、J2は1位と2位の自動昇格は変わらずそのままで、3つ目の昇格チームは参入プレーオフから昇格プレーオフに戻して決定することになった。なお、復活初年度は、2チームJ1チームを増やさないといけない為、移行期間の2023年シーズンはJ1からは最下位(18位・横浜FC)のみが降格し、J2からの昇格は2024年シーズン以降と同一とすることに決定した。
大会フォーマット[編集]
基本的にJ2の3位〜6位が参加する。ただし、J1クラブライセンスを持っていないクラブは、順位要素を満たしていても出場することが出来ない。この場合、J2の7位以下からの繰り上げ出場は無く、その分少ないクラブ数で行われる[2]。トーナメント制で行われ、準決勝は3位vs6位と4位vs5位で行われる。決勝は、これを勝ち上がったクラブ同士で行われる。リーグ順位の優越を確保するため、原則として準決勝をリーグ成績上位チームのホームスタジアムで行う。また、準決勝・決勝のいずれも90分終了時点で引き分けた場合リーグ成績上位チームが決勝進出orJ1昇格する。
2012年〜2017年の結果[編集]
2012年[編集]
2013年[編集]
2014年[編集]
2015年[編集]
2016年[編集]
2017年[編集]
2023年〜の結果[編集]
2023年[編集]
関連項目[編集]
関連リンク[編集]
脚注[編集]
- ↑ 英チャンピオンシップは24チーム制であり、1部たるプレミアリーグも20チームで当時のJ1より2チーム多い。また、ドイツブンデスリーガは1部、2部が18チーム制だが、1部16位と2部3位のホーム&アウェイ制でのプレーオフを行っており、自動昇降格枠は2枠しかない。
- ↑ 例としては2014年のギラヴァンツ北九州等が挙げられ、この年北九州はプレーオフ圏内の5位に入ったもののJ1ライセンスが交付されていなかったため、参加することが出来なかった。これに伴い、3クラブでプレーオフが行われた。準決勝では4位ジュビロ磐田と6位モンテディオ山形で行われ、山形が勝利した。決勝では、3位ジェフユナイテッド千葉と山形が激突し、山形が勝利してJ1昇格を決めた。