5世茂山千作

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5世茂山 千作(ごせいしげやま せんさく、昭和20年(1945年7月6日 - 令和元年(2019年9月21日)は、大蔵流狂言師である。父は4世茂山千作で長男。長男は14世茂山千五郎(本名は正邦)。本名は正義(まさよし)。

略歴[編集]

京都府京都市出身。京都を拠点とする千五郎家の出身で、昭和24年(1949年)に初舞台を踏む。昭和51年(1976年)には新しい世代の観客の掘り起こしを狙った花形狂言会を発足させ、古典狂言のほか、小松左京作のSF狂言である狐と宇宙人など多くの新作にも取り組んだ。自身の還暦記念公演では「釣狐」を全国で上演している。「唐相撲」や「鎌腹」などを好んで演じたり、ヨーロッパアメリカ東南アジアなど多くの海外公演にも参加している。平成20年(2008年)度芸術祭賞の演劇部門では大賞を受賞した。

平成6年(1994年)に当主名である13世茂山千五郎を襲名している。父の4世千作は狂言界をリードした人間国宝であったが、平成25年(2013年)に死去したため、その3年後の平成28年(2016年)に5世千作を襲名し、同時に自らの長男に14世千五郎を引き継がせた。

令和元年(2019年)9月21日午前6時30分、膵臓癌のため、京都府京都市の病院死去。74歳没。