2学期制

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

2学期制(2がっきせい)とは、学校の1年間の課程を2つに分割する制度。

概要[編集]

前後期制(ぜんこうきせい)とも呼ばれる。

日本[編集]

大半の大学高等専門学校をはじめとする高等教育機関と一部の小中高校で採用されている。

高等教育機関における2学期制は前期と後期の間に長い夏休みが設けられているが、小中高校においては前期と後期の間に秋休みは設けられないか、秋休みを設ける場合でも3日間や1週間など短いものとなる。前期の途中に夏休み、後期の途中に冬休みがあるが、その日数は3学期制の学校に比べると少ない。

メリットとしては

  • 始業式終業式の回数と成績評価・確定に必要な考査期間と定期考査の回数を減らせることで授業時数を増やすことが出来る。
  • 子供にとっては念願の秋休みが貰える。
  • 前期と後期の授業日数が100日程度になるため、年間を見通した学校行事・児童会・生徒会活動の計画を組める。
  • 成績確定作業が秋休み前と年度末になるため、7月と12月も落ち着いた学習活動に取り組ませることが出来る。
  • 単位制高等学校卒業延期生徒に対し、前期授業終了後の卒業認定が可能になる。

ことが挙げられる。

反対にデメリットは

  • 3学期制に比べて定期考査の範囲が広がり、テスト勉強が大変になる。
  • 通知表が年間で2回しか貰えなくなることに対する保護者の不安が大きく、その解消に時間がかかる。

ことが挙げられる。

なお定期考査の回数が減っても、模擬試験や課題テストの回数まで減るとは限らない。

日本国外[編集]

9月新学期制のアメリカ合衆国でも、高校で年末年始区切りの前後期制採用の学校があるが、日本同様少数派である。