通知表

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通知表(つうちひょう)とは、各学期ごとに教科の成績や日常生活の様子などを記録した書類のこと。通信簿(つうしんぼ)とも呼ぶ。

概要[編集]

通知表の起源は明治時代に遡ると言われ、保護者に学習状況を伝えたり、子供の学習意欲を高めたりすることを目的としている。法的に作成の義務がある指導要録を元に、内容を子供と保護者向けにしたものである。

教科の成績や生活の記録などが書かれ、学期末毎に児童・生徒へ手渡しされる。子供に渡すよりも前に学期末懇談会で保護者へ開示されることもある。

通知表は法的に作成の義務はない。決められた形式も無く、通知表を発行しない学校もある。校長の裁量で無くすこともできるが、明治時代の慣例から日本全国ほとんどの小中高校などで配布されている。
幼稚園に代表される就学前教育機関でも通知表が発行され、こちらは主に生活の記録が記載される。一方、小学校以上では教科の成績、特別活動、総合的な学習の記録、出欠の記録が学級担任の所見などと共に記載される。

通知表に書かれる教科の成績は5を最高として1を最低とする5段階評定が主流だが、小学校では◎(二重丸)を最高として△(三角)を最低とする3段階評定を使う学校や、5段階評定をより細かくした10段階評定を使う学校もある。

高校への進学に際して使われる内申点はこの通知表に書かれた5段階評定の数字を合計して算出される。高校以上では評定平均という全教科の5段階評定値を平均した数字が使われる。

文部科学省は学習評価について、「評価のための評価」で終わらせず、子供自身が学んだことの意義や価値を実感し、目標や課題をもって学習を進めていけるようにすることが大事だと指摘している。

外部リンク[編集]