黒滝正昭

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黒滝 正昭(くろたき まさあき、1943年1月1日[1] - )は、社会思想史家。宮城学院女子大学名誉教授[2]。専門はドイツ社会思想史[1]。特にルドルフ・ヒルファーディングを研究している[3]

東京生まれ、北海道夕張市室蘭市出身[3]。1965年東北大学経済学部卒業、1970年同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学[1]。宮城学院女子大学講師[3]、同大学学芸学部教授[1]

1994年「ルードルフ・ヒルファーディングの理論的遺産 : 「金融資本論」から遺稿まで」で経済学博士(東北大学)[4]

トロツキー研究所幹事[5]。1994年に発足したポスト・マルクス研究会のメンバー[6]。宮城・研究者「九条の会」呼びかけ人[7]。「変革のアソシエ」呼びかけ人[8]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『ルードルフ・ヒルファーディングの理論的遺産――『金融資本論』から遺稿まで』(近代文藝社、1995年)
  • 『私の社会思想史――マルクス、ゴットシャルヒ、宇野弘蔵等との学問的対話』(成文社、2009年)

編著[編集]

  • 『社会科学の世界』(後藤洋、大和田寛共編、梓出版社、1992年)
  • 『ポスト・マルクス研究――多様な対案の探究』(相田愼一、太田仁樹共編著、ぱる出版、2009年)

分担執筆[編集]

  • 服部文男編『講座史的唯物論と現代 2 理論構造と基本概念』(青木書店、1977年/青木書店[青木教養選書]、1987年)
  • 服部文男編『社会思想史入門』(青木書店、1978年)
  • 浜林正夫、西岡幸泰、相沢与一、金田重喜編『経済学と階級』(梓出版社、1987年)
  • 服部文男、大野節夫、大村泉編『マルクス主義の生成と発展』(梓出版社、1989年)
  • ローザ・ルクセンブルク東京・国際シンポジウム実行委員会編『ローザ・ルクセンブルクと現代世界――東京・国際シンポジウム報告集』(社会評論社、1994年)
  • 経済学史学会編『経済思想史辞典』(丸善、2000年)
  • 国庫助成に関する全国私立大学教授会連合編『私立大学の未来――改革と展望』(大月書店、2004年)

出典[編集]

  1. a b c d 日外アソシエーツ編『新訂 現代日本人名録2002 2.かな~せ』日外アソシエーツ、2002年、681頁
  2. 黒滝正昭「恩師 服部文男先生の生涯・研究と服部文庫」『尚絅学院大学紀要』65、2013年7月
  3. a b c 黒滝 正昭 - 教員紹介 宮城学院女子大学
  4. CiNii 博士論文 - ルードルフ・ヒルファーディングの理論的遺産 : 「金融資本論」から遺稿まで
  5. トロスキーとは何者? トロツキー翻訳研究室(藤井一行主宰)
  6. 『ポスト・マルクス研究――多様な対案の探究』2頁
  7. 宮城・研究者「九条の会」 発足集会 東北大学職員組合
  8. 会員 変革のアソシエ

外部リンク[編集]