高層団地

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高層団地 (こうそうだんち) は、日本における集合住宅である。公営住宅とも言う。

概要[編集]

日本の高層団地は、日本発祥と思われがちだが、左派思想が庶民の主流であった昭和の時代に、社会党共産党の影響でソ連の団地であるフルシチョフカを参考に建設が進めれられた。西武沿線の団地は土井たか子(80年代後半に人気のあった社会党の党首)のポスターが大量に貼られていたという[1]

単にアパートという形では戦前からあるが、規模の大きい高層建築物の団地は戦後の労働者家族に良い住宅を供給することを目的に計画された。当時の高層団地は現在でいうと板状のマンションやタワーマンション(低層階)に住むようなもので庶民の憧れであった。格差が広がる現在は団地は貧困層や移民が住み、板状のマンションやタワーマンション(低層階)に富裕層もどきが住むという二極化が進んでいる。

ソ連が崩壊し、自公政権になると新自由主義になり高層団地の建設が次第になくなり、老朽化した団地は壊されつつある。しかし貧困が広がっておる現在も公営住宅の募集は約20倍であるという[2]
東京の多摩ニュータウンも、労働者向けの住宅地であったが2000年代に入ると民間企業が板状のマンションやタワーマンションを建設し格差が広がる。

その他[編集]

  • 地方都市で「〇〇団地」といえば、高層建築物は少なく、一戸建て住宅が密集している地域を指すことが多い。
  • 1964年新潟地震で河畔の高層団地が倒壊するテレビ映像から、液状化現象が注目された。

関連記事[編集]

参考文献[編集]