香川真澄
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香川 真澄(かがわ ますみ、1959年1月24日-)は日本の詩人、俳人[1][2]、イタリア文学翻訳者[3][4]、創林舎[5]代表。
来歴[編集]
山口県下関市生まれ。福岡大学商学部商学科卒業。水彩や油絵を描き、マンガを描き、ロックバンド活動をしていたが、1987年よりイタリアに遊学してデザインやビザンチン・モザイクを学び、イタリア文学を読み漁る。
1990年帰国後は俳句にのめりこみ、1991年より後藤比奈夫主宰の神戸の俳句結社「諷詠会」に入会、諷詠傘下の俳句会に入会しつつ、歴史イベントの実行委員長を務め、幼稚園舎や商業施設の壁画制作を始める。また、1986年より徳応寺日曜学校の児童劇の台本を毎年のように書き、初期には劇中音楽を作曲し書割を描いた。
2003年、俳句集「ほのぼのと」で第六回朝日俳句新人賞奨励賞受賞。2019年、徳応寺の第43回正力松太郎賞の大賞に台本制作で貢献した。現在は、山陽小野田市社会教育委員、山陽小野田市立厚狭図書館「ときわ句会」講師。
主な著作[3][編集]
- 『赤い屋根、みどりの煙突』(1994年、近代文藝社)
- 俳句集『長府』(1995年、玄幽舎)
- 『高杉晋作:130晋作フォーラム記念』(1995年、長府観光協会叢書)
- 『毛利元就』(1997年、長府観光協会叢書)共著
- 『野辺の菊‐俳諧にみる吉田松陰』(1998年、櫻山倶楽部)
- 詩集『女たちのタピスリー』(2005年、NEO-TONE企画)
- 詩集『てぃくら まこむ』(2010年、NEO-TONE企画)
- 『講虎俳諧余話』(2014年、幕熱文庫)
- 絵本『お文さん』(2015年、幕熱文庫)共著
- 『高杉晋作』細田利正編 (2015年、幕末を熱く語ろう会)共著
- 『吉田松陰』(2015年、幕末を熱く語ろう会)共著
- 詩集『ぼくべらし』(2015年、NEO-TONE企画)
- 『高杉晋作と幕末の群像』(2016年、幕末ブックレット)共著
- 絵本『香月泰男の絵の具箱』(2018年、創林舎)共著
- 詩集『欅』(2020年、NEO-TONE企画)
- 『ドラゴン・クラウ』(2022年、創林新書)
- 『ねむる葉脈』(2022年、創林新書)
- 俳句集『餅花』(2023年、創林新書)
- 詩画集『むしうた』(2023年、創林新書ワイド版)
主な翻訳[編集]
- F・ピヴァーノ他『青の男たち‐20世紀イタリア短篇選集』(1999年、新読書社)
- D・ブッツァーティ『夜の挿話』(2012年、イタリア文藝叢書4)
- L・シャーシャ他『ぶどう酒色の海‐中短編集』(2013年、文藝叢書1)
- A・ネグリ『あけの明星』(2013年、文藝叢書2)共訳
- G・デレッダ『サルデーニャの花』(2013年、文藝叢書3)
- C・コッローディ他『観劇のあと‐一幕物劇集』(2014年、文藝叢書6)
- C・カッソーラ『商人の妻‐初期小品集』(2015年、文藝叢書8)
- D・ブッツァーティ『世紀の地獄めぐり』(2016年、創林舎)
- 『絶望書店』頭木弘樹編 (2019年、河出書房新社)収録9作中の1作
- デ・アミーチス他『マンゾーニに会いに』(2020年、文藝叢書5)共訳
- E・ボーニ他『イタリア夜想曲』(2021年、文藝叢書10)
- A・ネグリ『いのちの調べ』(2021年、創林新書)
- M・メッシーナ他『薔薇のアーチの下で』(2013年、文藝叢書9)
主な戯曲[6][編集]
- 1988年「月のうさぎ」朗読劇
- 1990年「小さな燈明」
- 1991年「ねずみの変身」ペープサット劇
- 1992年「芥子の実と子供たち」、「てあとろぶれーべ」
- 1993年「悟空のふしぎな旅」
- 1994年「パンタカ兄弟」、「盲人と象」
- 1995年「カピラヴァストゥの王子」、「幕末青春グラフィティー」
- 1996年「散華の塔」、「邂逅‐晋作と龍馬」
- 1997年「我王ものがたり」、「ベンチャー企業、毛利コーポレーションの陰謀」
- 1998年「峠の地蔵」、「絹の道」(ラジオドラマ)、「仲哀」(ラジオドラマ)
- 1999年「小さな燈明Ⅱ」
- 2000年「王舎城の悲劇」
- 2001年「八百比丘尼」
- 2003年「地獄のそうべい」
- 2004年「ももじろうの冒険」
- 2006年「二人のバンドゥー」(シルクロード三部作1.)
- 2007年「杜子春0年」(シルクロード三部作2.)
- 2008年「飛天‐日出ずる国へ」(シルクロード三部作3.)
- 2009年「目蓮尊者」(一人芝居)
- 2010年「土まんじゅう」
- 2012年「ピッパラの樹の下で」
- 2014年「ヴァナラシー国の王子たち」
- 2016年「アングリマーラ」
- 2018年「因果の小車」
- 2019年「花と芥子と二人の少年」(正力松太郎賞)四部作のうち第二部「少年マノイ」を担当
- 2020年「いざ行かん、ブッダのもとへ」
- 2022年「蓮華の御堂」
- 2023年「沙羅の花影で」オペレッタ
主な編集[編集]
その他、テレビドラマ出演、歴史講演会、古代ギリシャ・ローマコインの展示会、壁画制作(4壁)、油絵(100枚以上)、ポップス、ロックの楽曲(100曲以上)などあり。
参考文献[編集]
- ↑ “初夏の江汐公園を詠む @ 全国俳句交流会 in 山陽小野田 & 吟行”. こどもと本ジョイントネット21・山口. 2023年1月25日確認。
- ↑ “俳句” (日本語). 山口新聞 電子版. 2023年1月13日確認。
- ↑ a b “詳細検索結果|「香川, 真澄, 1959-」に一致する資料: 19件中1から15件目|国立国会図書館サーチ” (日本語). iss.ndl.go.jp. 2022年12月31日確認。
- ↑ “香川 真澄” (日本語). www.facebook.com. 2023年1月9日確認。
- ↑ “創林舎”. 2023年4月22日確認。
- ↑ “PROFILE” (日本語). イタリア文学館. 2023年1月9日確認。