詩人

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詩人(しじん)とは、詩作に堪能な教養人を指す美称。

概要[編集]

詩歌を作ることを専門とする人。詩作活動を職業とする人」はめったにおらず、「作詞家」などを除いて詩だけで生活している人は少ない。「歌人」も詩人ではあるが、『サラダ記念日』の俵万智以外に著名な例は恥ずかしながら存じ上げない。谷川俊太郎も詩人であるが、作詞家として著名であるため 、『二十億光年の孤独』もあまり知られていない。
よって大半の詩人は、兼業者が多い。北原白秋は作詞家でもあり、蘇東坡は詩人としても書家としても高名であった(料理家としても知られている)が、本業は役人である。
音楽業界の作詞家も詩人のである。吉本隆明は終戦時に東京農工大の学生(農芸化学)であったが、遠山啓がフォン・ノイマンの著作を元にして行なった講義に感動して、「数学者になりたい」と遠山啓に直訴したが、「数学では食えない」と説得したが、のちに「詩人になった」と聞いて頭を抱えたという。

関連項目[編集]