静神社
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静神社(しずじんじゃ)とは、茨城県那珂市静9に存在する神社である。祭神は建葉縋命。
概要[編集]
その昔、この辺り一帯は静織の里と呼ばれて、この地方で初めて綾を織って朝廷に献上したという。延喜式内名神大社として由緒も古いため、常陸二の宮として篤い尊崇を受けた。水戸藩主・徳川光圀は寛文7年(1667年)に神殿・拝殿などを修復して寄進している。
天保12年(1841年)に火災により焼失したので、徳川斉昭が再度修復して寄進し、これが現在伝わる神明造りの社殿である。社宝としては銅印が国の重要文化財として指定されている。この銅印は奈良時代後期の作と見られており、「静神宮印」と刻まれている。これは光圀が社殿を修営した際に本殿かたわらの巨杉の根元から発見されたものであるとされており、古い社歴を物語る遺物にもなっている。
他に徳川光圀が奉納した紙本著色三十六歌仙三五枚が茨城県の重要文化財に指定されている。他にも徳川斉昭が寄進した大きな陣太鼓などがある。