車輪の再発明
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車輪の再発明(英語:reinventing the wheel)とは、簡単に言ってしまうと「以前誰かが作り上げたものを(そうと知らずに、もう一度努力して、または故意に無視して)ゼロから作り出した状態」を差す慣用句。
ちなみに、悪い意味ばかりに捉えがちだけども、「同じ状況に置かれた人間はだいたい似たようなことを考えて同じように行動(作成)してしまう」という人間の近似性を表すものでもあったりして[独自研究]。
あと、語源調べたんだけど見つからなかったので誰か探して追加して下さい。
なお、IT分野では「過去にある技術なのは解ってるんだけど、特許の関係で使えない」って状況が多くて割りと頻繁に再発明してるらしいよ。
事例[編集]
- 車輪 - なんと最初の車輪は紀元前5500年くらいで、当時シルクロードみたいなもんは存在しなかったので世界中で似たようなこと考えた人々が(他所の地域で実用化されてるのを知らずに)再発明を繰り返したらしい。
- クロスボウ - 紀元前5世紀の古代中国(弩)、紀元前4世紀の古代ギリシアに実用化していたものを11世紀にヨーロッパで再発明した。
- 銃 - どうも紀元前4世紀頃に発明されたギリシア火薬が原型で、そこから銃の形に発展するまでにアラビア半島からギリシャやヨーロッパ、中国とかでものっそい紆余曲折を経て完成したっぽいよ。
既に発明されている車輪[編集]
「車輪の再発明」を防ぐため、既に発明されている車輪を挙げておくコーナー。
- オムニホイール
- ホイールの先に軸が90°異なる小さいホイールを付けた、横への移動もスムーズにできるホイール。
- 3輪使って組むパターンなんかもある。
- メカナムホイール
- ホイールの先に軸が45°異なる小さいホイールを付けた、斜めへの移動もスムーズにできるホイール。
- 4輪使って前後左右の平行移動が可能になるように組むのがセオリー。
- これを利用したトイラジもあるが、機動力が凄い。ヘリみたい。
脚注[編集]
- ↑ “The 2001 Ig Nobel Prize Winners” ((英語)). イグノーベル賞 (2001年). 2017年11月22日確認。