イグノーベル賞

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イグノーベル賞とは、1991年に設立されたノーベル賞のパロディーである。「人々を笑わせ、そして考えさせる業績」を達成した人に受賞される。

概要[編集]

元ネタとなった「ノーベル賞」に否定を表す接続詞「Ig」を頭に付けたネーミングは、エンサイクロペディアに否定の「アン」を乗っけたアンサイクロペディアに近いセンスである。それと同時に「ignoble(不名誉な、恥ずべき)」と掛かったダジャレにもなっている。

毎年開催されており、日本の団体や個人等も頻繁に受賞している。[1]ノーベル賞には無いカテゴリーもあり[2]、その数は非常に多い。ただし、毎年全てのカテゴリーが授与される訳ではなく、その中から10種類程度が選ばれるのが普通。他にもノーベル賞とは違って平和賞以外に対して団体への受賞や一部門に対して何十人に受賞することなども認められている。

勿論、真面目な科学者達からは「科学を馬鹿にしている」などの反論や抗議もある。話題に出す時は一応周りに注意されたい。もっとも、選出されるのは科学の手続きに則り成果を上げた研究である。ただ馬鹿なことをしているのでは、受賞することはできない。

内容[編集]

「猫は固体であり、液体である」「生きたカエルを磁気浮上させる」「羊を効率よく引きずるための力学」といったユーモア溢れる(?)実験・研究が殆どを占めている。 皮肉を込めた受賞も、笑いや賞賛を込めたものもあり、内容は多種多様。 なお、授賞式での受賞者のスピーチの持ち時間は60秒と短く、それを超えてスピーチを続けるとぬいぐるみを抱えた8歳の女の子が舞台に現れ「もうやめて、私は退屈なの。」と連呼する。そのため、長いスピーチをするには彼女を買収するためのプレゼントを用意しなければならない。

脚注[編集]

  1. 近年は顕著であり、なんと2007年から11年連続で何かしら受賞されている。
  2. 心理学や生物学など