荒木トマス
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荒木 トマス(あらき トマス)は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての転びキリシタン。
略歴[編集]
出自は不明。ローマに留学し、慶長15年(1610年)か慶長16年(1611年)に叙階。元和元年(1615年)に日本に帰国したが、その頃には既にキリスト教禁止令が江戸幕府により出されており、元和5年(1619年)に長崎で逮捕されて棄教し、この際に幕府により転びキリシタンにまでなり、その後は逆に長崎奉行によるキリシタン弾圧に関与するまでになった。いわゆる転びキリシタンであるが、その理由はキリスト教の布教を理由に各地を武力侵略する西洋の野心に反発したのだとされている[1]。
だが、晩年にはキリシタンに復帰し、それが原因で殉教したという。没年に関しては正保3年(1646年)か慶安2年(1649年)とされている[1]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
参考文献[編集]