荀 甝(じゅん かん、生没年不詳)は、中国の三国時代の魏の武将[1]。祖父は荀彧。父は荀惲[1]。母は曹操の娘・安陽公主[1]。弟に荀霬[1]。
荀惲の長男で曹丕の外甥に当たるため、父が曹植派であったにも関わらず弟と共に文帝となった曹丕から寵愛され厚遇された[1]。父が死去すると爵位を継いで散騎常侍に任命され、さらに広陽郷侯に封じられるが、30歳の若さで早世した[1]。
子の荀頵が跡を継ぎ、荀宗家は荀惲の弟の荀顗が継承した[1]。
『三国志演義』には登場しない[1]。