芸濃町
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芸濃町(げいのうちょう)とは、かつて三重県安芸郡に存在した町である。津市に編入されて消滅した。
概要[編集]
昭和31年(1956年)9月に河芸郡椋本村・明村・安濃郡安西村・雲林院村・河内村の5村が合体して芸濃町が誕生する。この町は三重県の中北部に位置し、津市の北西、亀山市の南西にある町であった。
町域内には布引山地の北部に当たる標高600メートルから700メートルの山々が広く分布し、西境沿いに源を発する安濃川がほぼ中央部を南東に流れている。主要産業は農業で、町域東部の安濃川沿岸に開ける沖積低地での稲・麦作を中心にイチゴを中心とする施設園芸や野菜・茶の栽培に畜産などが行なわれ、林業も行なわれている。
この町の見どころとしては、国の天然記念物の椋本の大ムク、石山観音摩崖仏群、平安時代末期のものとされる棟札32枚(三重県の文化財)を持つ美濃夜神社(雲林院)、雲林院井堰(三重県の史跡)などの古い寺社・旧跡が多数存在する。また長徳寺(雲林院)の龍王ザクラは三重県の天然記念物である。
平成18年(2006年)1月1日、旧津市・久居市・安芸郡河芸町・美里村・安濃町・一志郡香良洲町・一志町・白山町・美杉村と合併し、新津市が発足したことにより、芸濃町は廃止された。