興居島
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興居島(ごごしま)とは、愛媛県松山市に存在する日本の島である。島の面積は8.47平方キロメートル。島名は和気姫命の第3子である小千御子が母の和気姫命を葬った島であることから、母居島(もいしま)と最初は呼ばれていたが、これが訛って変化したとも、母居島(ぼごしま)が転訛したとの説がある。江戸時代の徳川綱吉期の元禄年間に現在の字に改称されたと伝えられている。
島の人口は平成31年(2019年)4月1日時点で1020人。主要産業は柑橘農業で、2015年農林業センサスによると151戸が従事している。この島には松山市の陸地側の高浜港と泊港、由良港からそれぞれ所要時間10分から15分のフェリー航路があり、それぞれ1日14往復している。
夏には相子の浜、鷲ヶ巣海水浴場に多くの海水浴客が訪れたり、松山市街を臨むことができる恋人峠などスポットがいくつもあり、サイクリングを楽しむこともできる。
毎年4月20日と4月21日の両日には、島四国88か所巡りが行なわれる。島内のお堂や祠を札所に見立てて巡拝するというもので、江戸時代中期から250年以上も続いているとされている。