笹本稜平

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笹本 稜平(ささもと りょうへい、1951年10月9日 - 2021年11月22日)は、日本小説家。本名は非公表である。

略歴[編集]

千葉県出身。

出版社勤務やフリーライターを経て、阿由葉稜名義でデビューする。平成14年(2001年)に「時の渚」でサントリーミステリー大賞を受賞。3年後には「太平洋の薔薇」で大藪晴彦賞を受賞。また、「越境捜査」などの警察小説など多くの作品がテレビドラマ化されている。「春を背負って」は平成26年(2014年)に映画化された。

令和3年(2021年)11月22日に急性心筋梗塞のため70歳で死去。葬儀告別式は近親者で行われ、その死は令和4年(2022年1月になって公表された。

著書[編集]

シリーズ作品[編集]

檜垣耀二シリーズ[編集]

越境捜査シリーズ[編集]

詳細は「越境捜査」を参照

  • 越境捜査(2007年8月 双葉社 / 2009年12月 フタバノベルス / 2010年11月 双葉文庫・上下巻 / 2020年3月 双葉文庫(新装版))
  • 挑発 越境捜査2(2010年2月 双葉社 / 2013年4月 双葉文庫)
  • 破断 越境捜査3(2011年10月 双葉社 / 2014年11月 双葉文庫)
  • 逆流 越境捜査(2014年3月 双葉社 / 2017年7月 双葉文庫)
  • 偽装 越境捜査(2015年4月 双葉社 / 2018年11月 双葉文庫)
  • 孤軍 越境捜査(2017年9月 双葉社 / 2020年12月 双葉文庫)
  • 転生 越境捜査(2019年4月 双葉社)
  • 相剋 越境捜査(2020年10月 双葉社)

素行調査官シリーズ[編集]

  • 素行調査官(2008年10月 光文社 / 2011年8月 光文社文庫
  • 白日夢 素行調査官2(2010年10月 光文社 / 2013年6月 光文社文庫)
  • 漏洩 素行調査官(2012年5月 光文社 / 2015年1月 光文社文庫)
  • 卑劣犯 素行調査官(2017年12月 光文社 / 2020年7月 光文社文庫)

駐在刑事シリーズ[編集]

詳細は「駐在刑事」を参照

所轄魂シリーズ[編集]

  • 所轄魂(2012年1月 徳間書店 / 2014年6月 徳間文庫)
  • 失踪都市 所轄魂(2014年7月 徳間書店 / 2017年5月 徳間文庫)
  • 強襲 所轄魂(2015年7月 徳間書店 / 2018年6月 徳間文庫)
  • 危険領域 所轄魂(2017年6月 徳間書店 / 2019年7月 徳間文庫))
  • 最終標的 所轄魂(2018年10月 徳間書店)

組織犯罪対策部マネロン室シリーズ[編集]

  • 突破口 組織犯罪対策部マネロン室(2013年2月 幻冬舎 / 2015年10月 幻冬舎文庫)
  • 引火点 組織犯罪対策部マネロン室(2018年7月 幻冬舎 / 2020年10月 幻冬舎文庫)

名無しの探偵シリーズ[編集]

  • 恋する組長(2007年5月 光文社 / 2010年3月 光文社文庫)
  • ボス・イズ・バック(2015年10月 光文社 / 2017年12月 光文社文庫)

ソロシリーズ[編集]

  • ソロ(2017年8月 祥伝社)
    • 【改題】ソロ ローツェ南壁(2020年4月 祥伝社文庫)
  • K2 復活のソロ(2019年6月 祥伝社)
  • 希望の峰 マカルー西壁(2020年7月 祥伝社)

その他[編集]

  • 暗号―BACK‐DOOR(2000年9月 光文社カッパ・ノベルス) - 阿由葉 稜(あゆば りょう)名義
    • 【改題】ビッグブラザーを撃て!(2003年9月 光文社文庫) - 笹本稜平名義
  • 時の渚(2001年5月 文藝春秋 / 2004年4月 文春文庫)
  • 天空への回廊(2002年3月 光文社 / 2004年7月 光文社文庫)
  • 太平洋の薔薇(2003年8月 中央公論新社【上下】 / 2006年3月 光文社文庫【上下】 / 2014年2月 小学館文庫 【上下】)
  • グリズリー(2004年8月 徳間書店 / 2007年2月 徳間文庫)
  • 極点飛行(2005年6月 光文社 / 2008年2月 光文社文庫)
  • 不正侵入(2006年11月 光文社 / 2009年7月 光文社文庫)
  • 許さざる者(2007年12月 幻冬舎
  • 還るべき場所(2008年6月 文藝春秋 / 2011年6月 文春文庫)
  • 未踏峰(2009年10月 祥伝社 / 2012年5月 祥伝社文庫
  • 特異家出人(2010年8月 小学館 / 2014年9月 小学館文庫)
  • 春を背負って(2011年5月 文藝春秋 / 2014年3月 文春文庫)
  • 南極風(2012年10月 祥伝社 / 2015年5月 祥伝社文庫)
  • 遺産 THE LEGACY(2013年10月 小学館 / 2016年7月 小学館文庫)
  • その峰の彼方(2014年1月 文藝春秋 / 2016年12月 文春文庫)
  • 分水嶺(2014年10月 祥伝社 / 2017年8月 祥伝社文庫)
  • 大岩壁(2016年5月 文藝春秋 / 2019年5月 文春文庫)
  • 指揮権発動(2019年1月 KADOKAWA)
  • サンズイ(2019年10月 光文社)
  • 山岳捜査(2020年1月 小学館)
  • 公安狼(2020年3月 徳間書店)
  • アイスクライシス(2021年8月 徳間書店)

アンソロジー[編集]

「」内が笹本稜平の作品

  • ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑 2003(2003年7月 講談社)「犬も歩けば」
    • 【改題・分冊】殺人の教室 ミステリー傑作選(2006年4月 講談社文庫)
  • 事件を追いかけろ サプライズの花束編(2004年12月 光文社 / 2009年4月 光文社文庫)「死人の逆恨み」
  • 宝石 ザ ミステリー(2011年12月 光文社)「ボス・イズ・バック」
  • 宝石 ザ ミステリー2(2012年12月 光文社)「師走の怪談」
  • 宝石 ザ ミステリー3(2013年12月 光文社)「任侠ビジネス」
  • 宝石 ザ ミステリー2014冬(2014年12月 光文社)「ベルちゃんの憂鬱」
  • サイドストーリーズ(2015年3月 角川文庫)「ゴロさんのテラス」 - 『春を背負って』番外編

映像化作品[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

選考委員[編集]

  • 小説推理新人賞 、第33回(2010年)~第35回(2012年)
  • 南日本文学賞[2]、第38回(2009年)~第44回(2015年)
  • 船橋市文学賞[3]、第23回(2011年)~「第1部 小説部門」

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. 時任三郎&田中圭、父子役で共演 警察小説『所轄魂』ドラマ化”. ORICON (2015年8月22日). 2015年8月24日確認。
  2. 南日本文学賞”. 文学賞ナビ. 2020年3月18日確認。
  3. 広報ふなばし”. 船橋市. 2020年3月18日確認。