石見神楽
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石見神楽(いわみかぐら)は、神楽の一つであり、島根県西部(岩見地方)・広島県北西部に伝わる伝統行事である。豊作や豊漁を祈願するものであり、日本神話、『古事記』、『日本書紀』を題材にしている。1970年(昭和45年)に開催された大阪万博での上演を行ったのを機に日本国内外での公演も行っている。2019年(令和元年)5月に日本遺産に登録された。
演目[編集]
- 塩祓 / 四方祓い(しおはらい)/神降し(かみおろし)
- 大蛇(おろち)
- 岩戸(いわと)
- 恵比須(えびす)
- 鹿島(かしま)
- かっ鼓(かっこ)
- 貴船(きふね)
- 黒塚(くろづか)
- 五神(ごじん)
- 塵輪(じんりん)
- 天神(てんじん)
- 八幡(はちまん)/弓八幡(ゆみはちまん)
- 八十神(やそがみ)
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)/東大和(ひがしやまと)
- 頼政(よりまさ)
- 神楽(かぐら) / 鈴神楽(すずかぐら)
- 真榊(まさかき)
- 帯舞(おびまい)
- 神迎(かんむかえ)
- 神祇太鼓(じんぎだいこ) / 胴の口(どうのくち)
- 四神(よじん)険
- 四剣(しけん)
- 天蓋(てんがい)
- 五穀種元(ごこくたねもと)/杵(きね)
- 八衢(やちまた)
- 熊襲(くまそ)/西大和(にしやまと)
- 武の内(たけのうち)
創作演目[編集]
- 大江山(おおえやま)
- 十羅(じゅうら)
- 神武(じんむ)
- 弁慶(べんけい)/五條橋(ごじょうはし)/橋辯慶(はしべんけい)
- 加藤清正(かとうきよまさ)
- 石見神楽長澤社中オリジナル演目。
- 有明(ありあけ)三上山(みかみやま)
- 石見神楽佐野神楽社中オリジナル演目。
- 鏡山(かがみやま)
- 後野神楽社中オリジナル演目。
広島県北西部では、第二次世界大戦後に創作または改訂された『新舞』と総称される能舞(「滝夜叉姫」「戻り橋」「葛城山(土蜘蛛)」「紅葉狩」「悪狐伝」など)がある。
関連項目[編集]
- どんちっち
- 三江線 - 2018年(平成30年)まで存在した鉄道路線。各駅の愛称として石見神楽の演目名が使用されていた。
- 京都祇園祭 - 1973年(昭和48年)から宵山の晩に八坂神社にて石見神楽奉納を行っている。