白い巨塔

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白い巨塔(しろいきょとう)とは、山崎豊子の原作で昭和38年(1963年9月から昭和40年(1965年6月までサンデー毎日で連載され、発行部数累計600万部のベストセラー小説である。続編は昭和42年(1967年)から昭和43年(1968年)まで連載された。

概要[編集]

浪速大学の教授の座を野心的に狙う外科医の財前五郎と対照的な里見脩二の2人の医師を通し、癌の検査・手術、魑魅魍魎とした教授選挙、誤診裁判を通して医学界に渦巻く人間の欲望と打算を描いている社会派小説である。財前はあらゆる手を尽くして教授選挙を勝ち抜くが、ドイツ学会以降、ある連絡をきっかけに人生が転落していくことになる。

放送期間[編集]

昭和[編集]

平成[編集]

令和[編集]

  • テレビ朝日開局60周年記念として、5夜連続ドラマスペシャルとして令和元年(2019年5月22日から5夜連続ドラマスペシャルとして放送。

出版[編集]

  • 単行本
    • 『白い巨塔』(1965年、新潮社)『続 白い巨塔』(1969年、新潮社)
    • 『白い巨塔』愛蔵版(1994年、新潮社)
  • 文庫
    • 『白い巨塔』上・下『続 白い巨塔』(1978年)
    • 『白い巨塔』上・中・下(1993年)※『続 白い巨塔』を『白い巨塔』下巻に新たにまとめたもの。
    • 『白い巨塔』1 - 5(2002年)※『白い巨塔』を1巻 - 3巻にまとめ、『続 白い巨塔』を4巻、5巻にまとめたもの。活字が大幅に拡大。
      • すべて新潮文庫。2002年の新装版は、1978年版のドラマのCS再放送・DVD発売などをきっかけに発行された。2003年のドラマ化の際には、ドラマのワンシーンの写真などが帯を飾った。このうち第2巻の帯にはドラマ化に際しての山崎のメッセージが記されている。5巻を収めた箱詰めセットも販売されたが、箱はドラマの出演者の写真(ポスター)を使用したもの。
  • 全集
    • 『山崎豊子全作品』全10巻(1985年、新潮社)
    • 『山崎豊子全集』全27巻(2004年、新潮社)

映像化作品[編集]

前述の通り、国内で幾度も映画等で映像化され、そのたびに好評を博しており、韓国でもドラマ化されている。

ラジオドラマ作品[編集]

漫画版[編集]

  • 作画・安藤慈朗月刊コミックバンチ2018年12月号より連載開始。近年の映像化作品と同じく時代設定を連載当時の現代に置換えており、物語は2018年3月から始まる設定となっている。

脚注[編集]

  1. ビデオリサーチ調べ、関東地区では最終回の視聴率が31.4パーセント。
  2. 1部初回は22.8パーセントで平均21.1パーセント。2部最終回で32.1パーセントで平均26.21パーセントと高い視聴率を記録している。