田畑精一
ナビゲーションに移動
検索に移動
田畑 精一(たばた せいいち、昭和6年(1931年)3月30日 - 令和2年(2020年)6月7日 )は、日本の絵本作家、挿絵画家。作家の文に挿絵をつけるほか、共作や自作の絵本もある。日本児童出版美術家連盟会員。
略歴[編集]
大阪市出身。京都大学中退後、人形劇団プーク・劇団人形座などで活動。その後、古田足日と出会い、絵本や児童文学の挿絵の仕事を始めた[1]。昭和59年(1984年)から昭和60年(1985年)にかけて、日本児童出版美術家連盟の理事長を務めた。松谷みよ子や小宮山量平らと「子どもの本・九条の会」(平成20年(2008年)設立)で活動した[2]。主な作品は「おしいれのぼうけん」「ダンプえんちょうやっつけた」「さっちゃんのまほうのて」などで、さっちゃんは赤い靴児童文化大賞を受賞した。
令和2年(2020年)6月7日午後1時13分、老衰のため死去した。89歳没。
主な作品[編集]
古田足日作品[編集]
- くいしんぼうのロボット(挿絵)小峰書店 1966年
- モグラ原っぱのなかまたち(挿絵)あかね書房 1968年
- れいぞうこロボット(挿絵)盛光社 1969年
- へび山のあい子(挿絵)童心社 1987年
- おしいれのぼうけん(絵本ぼくたちこどもだ 1) (共作) 童心社 1974年
- ダンプえんちょうやっつけた(絵本ぼくたちこどもだ 2) (共作)童心社 1978年
田畑単独執筆[編集]
- さっちゃんのまほうのて 偕成社 1985年 赤い靴文化大賞受賞
- ひ・み・つ 童心社 2004年
- ピカピカ 偕成社 1998
他の作家の挿絵[編集]
- ねずみのはととりかえっこ 神沢利子 国土社 1972年
- そりになったブナの木 神沢利子 国土社 1974年
- キミちゃんとかっぱのはなし 神沢利子 ポプラ社 1977年
- ゆうちゃんのゆうは? 田畑精一 神沢利子作 童心社 1981年
- 算数病院事件(5年3組事件シリーズ) 後藤竜二作 新日本出版社 1975年
- のんびり転校生事件(5年3組事件シリーズ) 後藤竜二作 新日本出版社 1985年
- 太陽の子 灰谷健次郎作 理論社 1978年
- とべ へんてこどり! 川北亮司文 童心社 1982年
- おみせやさん 角野栄子文 童心社 1992年
紙芝居[編集]
(他多数)
出典[編集]
- ↑ 田畑精一EhonNavi
- ↑ 子どもの本・九条の会 大月書店